ダ・ヴィンチ・コード | [ BOOKS ] |
THE DA VINCI CODE by Dan Brown
ダ・ヴィンチ・コード(上・下)
ダン・ブラウン 著 / 越前敏弥 訳
出版社: 角川書店
定価: 1,800円+税(上下共)
ISBN: 4-04-791475-4
午後10時46分、パリ・ルーブル美術館内で館長が殺されようとするプロローグ4頁を読み始めた途端に、もう、この「ダ・ヴィンチ・コード」から逃れることはできない。
そこに語られる学識はとどまることを知らない。
宗教図像解釈学、ルーブル・ガラスのピラミッド、オプス・デイ、ウイトルウィウス的人体図、五芒星、悪魔崇拝、フィボナッチ数列、黄金比、アナグラム、レオナルド・ダ・ヴィンチ、モナ・リザ、岩窟の聖母、シオン修道会、テンプル騎士団、聖杯、チューリッヒ保管銀行、クリプテックス、キーストーン、最後の晩餐、マグダラのマリア、アトバッシュ、テンプル教会、ウエストミンスター寺院、アイザック・ニュートン、ロスリン礼拝堂........と、美術史、キリスト教史、ひいては西欧史学と広大にしてかつ深甚なる領域へと導かれる。
数多くの暗号、解読、考察、探索、殺人、逃亡、パリからロンドン、そしてスコットランドのエジンバラへと舞台を移しながら進展していく。登場人物、その誰もが不眠不休、疲れも知らず駆け抜けるのだ。それもたったの24時間の間にである。ものすごく忙しいのである。
しかし、最後の暗号は......かわいらしかったなぁ。
●著者ダン・ブラウン Dan Brown の公式ウェブサイト
●角川書店の日本語公式ウェブサイト
このダ・ヴィンチ・コード、全米で750万部販売、ヨーロッパでも話題騒然、ロン・ハワード監督によって映画化、本書に対するキリスト教界の反論と、当分目が離せないようだ。
昨晩、映画『ダビンチコード』観て来ました。
ルーブル美術館からのめまぐるしい展開に、少々人間不信になりながらも、のめり込みました。キリスト教の歴史や絵画の予備知識があれば、もっと楽めたのだろうと、今頃になってにわか復習しています。
こうやって、以前のエントリーにコメントするのもブログの醍醐味なのでしょうか。
NEWSWEEK 日本版の 2004年12月1日号によれば、「ダ・ヴィンチ・コード」は2006年に映画化、主役のロバート・ラングトン教授役にはトム・ハンクスにほぼ決まりだそうだ。
「本誌独断のキャスティング」によれば、ソフィー・ヌヴー役にはジュリー・テルビー、ヘス・ファーシュ役にはジャン・レノ、シラス役はバンサン・カッセル、リー・ティーピング役にはビル・ナイなんだそうだ。
アサヒ・コムによれば「パリ観光に異変 「ダ・ヴィンチ・コード」人気が影響」なんだそうだ。
http://www.asahi.com/international/update/0907/007.html