040502

マニ30

TRANSPORT

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“幻の貨車”初公開へ、日銀現金輸送車を小樽で
鉄道ファンの間で“幻の貨車”と呼ばれていた日本銀行の現金輸送用荷物車「マニ30」が、小樽交通記念館(北海道小樽市)に寄贈され、今夏にも全国で初めて公開されることになった。.........

と YOMIURI ON-LINE 2004/4/21 にあった。

へーっ、知らなかったな。現金輸送用荷物車「マニ30」なんて貨車があったなんて。それに小樽交通記念館なんてものがあったなんて。


「マニ30」って、その用途から、一般の目に触れることも鉄道雑誌にのることもほとんどなかったそうだ。鉄道趣味の世界でも「マニ30」と言えば、言ってはならぬ一種の「タブー」で「存在しない車両」とされてきたらしい。
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やっぱり、鉄道マニアはすごい。すっごくディープな「マニ30の部屋」だ。
http://mani30.ddo.jp/
本家本元・日本銀行の発表資料、この「マニ30」の公開も CI(corporate identity)の一環なんだそうだ。
http://www.boj.or.jp/about/04/ci01_f.htm
もらっちゃって、うれしげな小樽交通記念館のサイトだ。
www.otarukoutsukinenkan.........が小樽市総合博物館に変わった。
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今後どうやって現金輸送を行うのかということであるが、どうやら、日本銀行は昨年で鉄道による現金輸送を廃止したとのこと。よって「マニ30」は御役御免となったんだそうだ。
昔、1962年英国で大列車強盗事件って有名な事件があったが、これから日本では大列車強盗の計画はできなくなったのだ。ともあれ、「存在しない車両」が、ようやく「存在した車両」として、誰でも知ることになったのは目出度いことである。

しかし、この鉄道車両の記号「マ二30」のマニって、マネー money からきてるのかなー。


追記 080223

この「マニ30」を展示していた小樽交通記念館は2007年閉館し、新しく小樽市総合博物館となったとのことだ。
 ● 小樽市総合博物館


Posted by @ May 2, 2004 08:23 AM
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