040429

メカモ

TOYS

mechamo_crab_2.jpg

メカノ MECCANO の話しをすると、時折、「メカモ」ってあったよね。という人がいる。
もちろん、メカノとメカモは違うものだが、メカノをもじってメカモとしたに違いない。

メカモってのは30年も前の学研の金属製組立玩具だ。
機械工学的な設計により、巧妙なリンク機構を多用し動物の動きを再現する「組み立て式動物型ロボット」というようなものなのだ。
1972(昭和47)年から5年間販売、その間開発されたメカモシリーズは10種以上、多い時は月間3万個を出荷したそうだ。クラブ(蟹)、インチウァーム(尺取り虫)、センチビート(ムカデ)、ヘビ、ステップドーザー、スパイダー、モノレール、ジャンパー等々、多士済々なのだ。

そのメカモが復活した。

学研の「大人の科学シリーズ」として復刻されたのだ。
その第一弾はメカモ・クラブ(カニ)
発売日 2004/04/17
定価:¥5,980(税5%含む)

第2弾はメカモ・センチビート(ムカデ)発売日 2004/05/18
第3弾はメカモ・インチウァーム(シャクトリムシ)発売日 2004/07/17

と次々に発売される。

昔のモデルをそのまま復刻というわけではなく、スティール製をアルミ製にしたり、ねじ止めからカシメに変更したりして、ずいぶんと組立安くなっているらしい。新旧モデルとも、動力源は本体内蔵の乾電池で動くモーターだが、今回の復刻版は赤外線リモコンでモーターの起動と停止を操作できるようになっている。30年余りの時間の経過によって、メカモの動物達はちょっと「進化」したようだ。

早速、近所の本屋で平積みになっているのを手に入れた。

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学研の「大人の科学」のサイト
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/index.html
メカモの歴史
http://kids.gakken.co.jp/kit/otona/history11.html
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昔のメカモ・クラブ
http://gogg0079-hp.hp.infoseek.co.jp/mekamo.html
南原宙太郎のホームページ『遊想雑貨』/巻の21/メカモ(学研)
http://homepage1.nifty.com/HOBBYLIFE/lib21.html
今江科学の偽メカニマル
http://www.imasy.or.jp/~imae/kagaku/mech.htm
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私にとっては記憶にうすい組立玩具だった。発売された頃は、ちょうど、独立して設計事務所を作ったりした時代だった。その忙しかった時期だったせいかも知れない。「メカモ」を見知っていたが、手を出すようなことはなかった。
あの頃、中学生や高校生だった世代も、もう40代、そんな世代のノスタルジックな心情をくすぐるんじゃないかと思う。あの時は出来なかったことが、今はできるんだから。
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今、メカモを再び発売できるのは、時代の変化によるところも大きいそうだ。中国の技術の進歩に負う部分が多いんだそうだ。

メカノ MECCANO は現在、フランスの会社(発祥の地はイギリス)だが、ずいぶん昔から中国で作っている。最近手に入れた素晴らしい出来のレーシングカー のモデル Silver Arrows、あれも中国製だ。中国の技術的な進歩が、僕らに恩恵をもたらしてくれているのだが、それでいいのか、ちょいと考えさせられる。


more..... メカモ/2

Posted by mine @ April 29, 2004 10:29 AM
Comments

分かりました。

Toystory にでていたのは BABY FACE といって、カニではあるのですが、全然違っておりました。
でも、この BABY FACE のアイディアはメカモのクラブからのものに違いないと思います。

Posted by: 秋山東一 @ April 30, 2004 02:04 PM

ちょっとうろ覚えですが、Toystory に、メカモ・クラブが登場していると思うのですが。
あそこに出てくる悪ガキのいろいろ改造したオモチャの一つに、他の人形の頭だけくっけたメカモ・クラブがでていたと思うのです。
とにかく、DVD を見てみなくちゃ。

Posted by: 秋山東一 @ April 29, 2004 01:38 PM