040301

リートフェルト展

Architecture , Event

京王多摩川の石原信さんのBe-h@usの現場を見た後、mine 君と調布から府中に向かい、府中美術館で開催中の GERRIT THOMAS RIETVELD リートフェルト展にでかけた。

京王線府中駅(東府中駅からは15分とある)から歩いて20分ほど、都立府中の森公園の端に美術館はあった。美術館はあまり期待していなかったのだが、程よい大きさで軒も低く、郊外の小美術館として好ましい印象を持った。


rietveld_2.jpgリートフェルト展
[職人であり続けたオランダ人デザイナー、リートフェルトのイスと家(うち)]

リートフェルト展はその美術館の企画展として開催されていた。この展示も期待以上のものであった。「デ・ステイル」の先鋭的な建築家としてのリートフェルトというよりも、家具職人としてのリートフェルト、-----職人性、温かみ、ウイット、使いやすさ、単純さ-----ある意味で「等身大」のリートフェルトを感じさせてくれる展示であった。

「赤と青の椅子」「ジグザグ・チェア」そして「シュロイダー邸(シュレーダー邸ではないらしい)」に至る大筋もともかく、彼のデザインした蔵書印やロゴにすごく親しみを感じた。

今、自分の進めるフォルクスハウス、Be-h@usの設計に、私自身啓発されるところがあった。


府中美術館(府中市浅間町1-3)


map_2.gif

2004年1月17日〜3月21日 午前10時〜午後5時 
休館日:毎週月曜日(ただし、3月15日は開館)

2004年3月13日(土)14:00〜
奥 佳弥氏(大阪芸大専任講師)による講演「リートフェルトと日本をつなぐもの」


追記 050627

このリートフェルト展は、この展覧会をきっかけとして起こった事がブログ上での展開され、とても面白いものとなった。

「リートフェルト展」終了して、そこで起こった事をまとめてみた。
リートフェルト展/終了
バナナブックスのリートフェルトのシュレーダー邸の本、手軽に見られる一冊だ。
● Schröder House

Posted by @ March 1, 2004 12:27 AM
Comments

こんにちは☆コメントありがとうございます。
【BLUEPRINTS】にもコメント&TB頂いて恐縮です。
僕は建築プロパーな人間ではないので、こういうBLOGをみると本当に憧れてしまいます。
これからもよろしくお願いします♪

Posted by: DRAFTER@【BLUEPRINTS】 @ May 24, 2004 11:52 AM

DRAFTERさん、こんにちは。
aki's STOCKTAKINGの秋山東一といいます。
リートフェルト展のエントリー、読まさせていただきました。
僕と五十嵐だけで盛り上がっていたと思っていたら、いろんな所で盛り上がっていたのですね。
こちらのエントリー「リートフェルト展/終了」からトラックバックさせていただきました。
今後ともよろしく。まずは。
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そちらのエントリーにコメントしようとしたのですが、できなかったので、こちらにいたしました。

Posted by: 秋山東一 @ May 24, 2004 06:07 AM

と思ったらトラックバックうまく行かなかったみたい…。
どうしてだろう?
よくわかんないですが、
【BLUEPRINTS】
http://blog.livedoor.jp/blueprints/
でリートフェルト展の感想書いたので、良かったら見てみてください☆
それではそれでは…

Posted by: DRAFTER@【BLUEPRINTS】 @ May 24, 2004 02:24 AM

はじめまして。建築+文学のBLOG、【BLUEPRINTS】の管理人DRAFTERといいます。五十嵐さんのMADCONNECTIONからこちらにたどり着きました。
いまさらなんですが、僕も宇都宮美術館のリートフェルト展に行って、感想を書きました。
五十嵐さんのBLOGとともに、リートフェルト展のリンクとしてこちらのBLOGも紹介させていただき、せっかくなのでトラックバックさせてもらっちゃいました。勝手にスミマセン。
いやぁ、平行定規、僕はへぇ~っと見てただけなんですが、お二人ともスケッチ、CG、模型とすごく盛り上がっていて感動です。
これからもちょくちょく伺いたいと思います。よろしくお願いします。

Posted by: DRAFTER@【BLUEPRINTS】 @ May 24, 2004 02:08 AM

「リートフェルト展」は大幅なバージョン・アップをして、宇都宮美術館で始まりました。府中では全く実現できなかったインスタレーション「シュロイダー邸インテリアの部分再現」、スライド・ショー「シュロイダー邸=ベルリン・チェア」のほか、研究目的で再制作した子供用家具なども特別出品します。展示面積は格段に広く、内容や展示デザインも充実。関連事業も盛り沢山ですので、ご期待ください。詳しくは、宇都宮美術館HPでどうぞ。会期は3月28日~5月23日です。
http://u-moa.jp/jp/index.html

Posted by: Yuko Hashimoto @ April 1, 2004 12:13 AM

Centraal Museum Utrecht (ユトレヒト中央美術館とでもいうのかしら)のサイトを見ると、RIETVELD とならんで DICK BRUNA も売りのようですね。
http://www.centraalmuseum.nl/

Posted by: 秋山東一 @ March 2, 2004 08:55 PM

イッテンもリートフェルトもそれぞれ既にバウハウス展やデ・ステイル展で紹介されている作家ですが、そうした括り方だけでなく、最近は作家個人に焦点を当てて展覧会をするように変わってきているのでしょうね。
芸術新潮の最新号を立ち読みして解ったのですが、ミッフィーの作者ディック・ブルーナもリートフェルトと同じ町・ユトレヒトに住んでいるのですね。ミッフィーのシンプルな色使いのルーツは「デ・ステイル」(ザ・スタイル)にあったのでした。
小野伸二の所属するフェイエノールトのユニフォーム・デザインも見たところバウハウスやデ・ステイルの近代デザインにそのルーツがあるようです。
ディック・ブルーナ展
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/schedule/now.html

Posted by: S.Igarashi @ March 1, 2004 10:48 AM