031214
| 2004年の手帳 | ［ Stationery ］ |
simple pleasure のエントリー「手帳を買う」を見て。急に手帳の話をしてみたくなった。
来年2004年の手帳はすでに用意してある。毎年、同じ決った手帳を使っている。私だけでなく事務所のスタッフも同じ手帳だ。
マルマンの［ビジネス メモリー 2004］品番582 だ。
それも、もう30年も同じものを使っている。渋谷区富ケ谷で小さな設計事務所を始めた時から同じ手帳なのだ。
1974年から来年の2004年用まで数えると30冊あることになる。
写真は1974年、84年、94年、2004年、各10年毎の4冊の手帳だ。
さすが30年前、20年前、10年前では傷んでいる。
1年使っただけでも結構痛むんだから。
週間日誌型とあるが、見開き２頁で一週間なのだ、私は左側に予定を書込み、右側に日誌を書込んでいる。ちょいとした log という訳だ。
これは大変使いやすくて、それがずっと使い続けている理由だし、又、その判型、デザインが少なくとも自分が使い始めてから30年間不変なのも好ましい。
大きさは縦長で中型高さ232mm 巾120mm と小さ過ぎず大き過ぎずというところ、いわゆる手帳というポケットに入るようものは書くところが少ないし、無くしやすい、A4のノート程では書くところは多いが、大きすぎて、というところで、旅行のガイドブックという縦長の判型がうまいのだ。製本もスパイラルとじで平らに開くのが扱いやすい。
30年分の手帳の存在はなかなか面白い。
手帳の定番、後ろの方の各種便覧には郵便料金表なんぞがついている。この手帳を使い始めた1974年は葉書が10円、封書が20円の時代なのだ。その時、何をし何を考えていたのかを思い出す。見開きの左にその時の予定、そして右に Log を読む。
30年後2004年版も同じ体裁、74年版と違うのは日曜日始まりから月曜日始まりに変わり、土日の欄が小さいくらいだろうか。相変わらず右頁の下に小さく標語が付いている。「今日一日学ばざること教えざることなかりしか」なんて五省みたいだな。昔はつまらないもんがついてなんて思ったが、今はいいじゃないかって感じである。
今年の手帳の頁も残り少なくなってきた。そんなこんな、2003年も暮れてゆくのだ。
30年も前から秋山さんのと同じ手帳を使いながら、（秋山さんの影響だったのかもしれない）自分で作っていた期間も長いし、あれこれいろんな手帳を使って落ち着きませんでした。去年は秋山さんのと同じやつで、ことしもそうしようと思っていました。
ところが、りりこさんと同じ「ほぼ日手帳」を娘が頂いたのをみたら、なかなか良くできているので、簡単に決心がゆらいで今年はそれを使うことにしました。
サイズは文庫本の大きさで、持ちやすい。並べやすい。布製表紙の表裏の端に円筒形のペン入れがついているので、手帳を閉じてそれらを二つあわせペンを差し込むと、ペンがカンヌキになって表紙が閉じられるという仕掛けも単純でよくできている。肝心の予定表は、１ページ１日の部分の時間表が６時からはじまって30時までタテ軸になっている。この時刻が、ぼくの１日という実感に合っているのです。
ポケットなどもいろいろあって使いやすいのだが、各ページの下にある名言の代わりに罫線があればいいのにとは思いますが。
はじめまして。僕のblogへコメントをいただきありがとうございます。
使い続ける手帳、素敵です。
今日、ふるい図面を探す必要に迫られ、入社当時(1987)に描いた僕の初図面と16年ぶりに再会しました。
稚拙な文字が、我ながら初々しかったです。
デジタルなデータも便利だけど、こんなノスタルジーを楽しめるのも、アナログならでは。
僕も、これから、同じ手帳を使い続け、保管していきたいと思います。
本当は、ずっと同じ手帳を使うのが理想だと思っていました。
だからとってもうらやましい気持ちです。
仕事一本やりの時期、結婚して人数が増えた時期、
子供が生まれて仕事を離れた時期と、
ライフステージが変わるたびに使いやすい手帳が変わりました。
まだ模索中かなー。
コドモの手が離れるとまた、違ったものが使いたくなりそうです。
知っているスタイリストさんは、ひとつのプロジェクトごとに
B5サイズの大学ノートを使っていました。
壁面にずらーーーーーっと同じノートが並んでいるのは
とっても素敵な光景でしたよ。