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'97 アーキテクチュア・オブ・ザ・イヤー展

OM/VOLKS HAUS

'97 アーキテクチュア・オブ・ザ・イヤー展
住まいのかたち
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会期:1998年2月21日-3月2日
会場:建築会館ホール
主催:日本建築学会/日本建築家協会/日本建築士会連合会/日本建築士事務所協会連合会/建築業協会/毎日新聞社
プロデューサー:三宅理一
参観者:1935名

シンポジウム「ミニマルな住まい」1998年2月28日

フォルクスハウスは'97 アーキテクチュア・オブ・ザ・イヤー展に出展しました
実際に404(4m角のユニット)を会場に設営し、その中でスライドショーを上映しました
以下はカタログ(1998年2月20日発行) の中からフォルクスハウスの部分の抜粋です
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フォルクスハウス

フォルクスハウスは字義通り、あのフォルクスワーゲンのような明快はコンセプトを持ち、性能よく機能的な木造住宅を作り出すことを目的として1994年に企画され、現在累計1000棟が建設されている。現在の住宅の諸問題-地球環境、エネルギー自立、室内環境、住宅生産、耐震工法-それらを見据えたひとつのシステムとして推進されている。

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1-パッシブソーラー

フォルクスハウスのシステムは派支部ソーラーシステムを前提としている。空気集熱方式のOMソーラーシステムは建物と一体である。屋根面の集熱部分、屋根頂部に用意された集熱排気ダクトシステム、土間コンによる床下の蓄熱、そしてその躯体は十分な機密断熱機能を有している。

2-工業化

フォルクスハウスの骨組みは、集熱材の柱梁が専用金物によって構成されたものである。柱間に断熱材を充填した合板製のパネルの挿入により垂直構面を構成し、同時に機密性能も確保される。それらの部材パネルは、すべてフォルクスハウス専門工場で製作・供給されている。性能保持に重要な開口部材として、複層ガラス入りの木製建具も同一パッケージとして供給されている。

3-セルフビルド

フォルクスハウスはそのすべてにわたって限定されたシステムにより構成されている。最大4mのスパン、2種の階高、屋根勾配、開口部の種類も限定されている。それにもとづく限定された平面パターン、クローズされたシステムは、建物全体に明瞭な見通しの良さをもたらしている。「木造打ち放し」というコピーに代表される構造体むき出しの内部は、すべてを明快に表現している。現在開発中のたくさんの規格化された部品ユニットは、フォルクスハウスを完全なキット化へと向かわせている。フォルクスハウスは住まい手、つくり手にとって、住宅のつくり方を変革することを目指している。
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秋山東一

Posted by @ September 1, 2003 12:00 AM
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