030715

甲州街道の元材木屋

BARRACK finder

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この甲州街道のバラックは、写真を見ての通り、京王線桜上水駅への通りの入口にある。

僕の記憶では、この建物に注目してから35年は経っていると思う。まだ甲州街道20号線の上に中央高速に連なる首都高もできていなかった時、この建物は材木屋であった。
今は変なラーメン屋(油ーメンとか)になっているタッパの高い1階部分は、材木が縦に立掛けて並んでいる、材木置場であった。モルタル塗の片流れの2階部分は、なんだか「あてがいぶち」のアルミサッシュが並び、正面のアルミサッシュの連窓はコルビジェを思いおこさせる。
その正面にポコッと飛び出した部分(夕方の写真で暗くて不鮮明だが)は2階への物の上げ下ろしの為だったと記憶している。

実は、この建物は僕に大きな影響を与え、一つのバラックを作るきっかけになったのである。

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その辺りは、近々、明らかにしたいと考えている。

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追記 050105

やっと、八王子の家の話をエントリーした。

1970年代の20代、まだ東事務所のスタッフだった頃、この建物に出会ったことは、私にとって非常に重要なことであった。それは両親の家のお手本にしたということよりも、BARRACK finder という視点を確認したことであった。
それは、今もって持続している視点なのだ。

BARRACK finder Archives


Posted by @ July 15, 2003 06:25 PM
Comments

りりこさん、こんにちは。
Simple Pleasure いつも拝見しています。
あの建物(元材木屋さん)は、昔々からあそこにありました。
向い側には竹細工屋さんがあったのですが、屋根の上に竹製の大きな象があったという記憶があります。
あの辺り、いつも車で通り過ぎるだけの場所ですが、妙に親近感のある場所なのです。

Posted by: 秋山東一 @ October 27, 2003 08:37 AM

なんと見慣れた建物が。
あれを水平連続窓などと思ったことはありませんでした。
すぐ近くの小学校に縁があるので
けっこうそのあたりを歩いているのだけれど。

バラックではありませんが、
井の頭通りの浜田山あたりの材木店で
お正月にはとても見事な光景が見られます。
店の前に並べて在庫されている材が一枚の絵になります。
毎年とても楽しみです。

Posted by: りりこ @ October 26, 2003 05:44 PM
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