Architect's lifetime | [ Architecture , THINK ] |
LANDship / SCRAPBOOK / 000902〜001018
1990年、日本にやってきたアルゼンチンとニュージーランドの二人の建築家を、東京案内に連れていったことがある。つたない英語でコミュニケーションしながら電車で浅草方面にでかけた。
電車のなかでアルゼンチン人の彼がこんなの知っとるか、といって僕のメモ帳に描いたのがこれだ。
彼は、これは Architect's lifetime だ、と言った。
正方形を描き、対角線2本によってその正方形を4分割する。
その各々の三角形に文字を入れた。一番下の三角形に WORK 、左右の三角形に STUDY と P.R. Public Relation といれ、一番上の三角形に LEISURE と入れた。縦軸に yesrs 横軸に % を描いた。
その図に薄く横線を引いて彼は説明してくれた。
一番下に横線、これは若い時なんだよ、90%は WORK さ、君にも覚えがあるだろ、アトリエで先生やら先輩達の下で仕事ばかりさ。
もうちょっと経つと、 WORK 以外の STUDY 研究やら Public Relation いろんな人達とのお付き合いもできるようになる。
独立した建築家の生活は真ん中へんなんだよ。STUDY と Public Relation のの生活なのだよ。 WORK はスタッフの若い人達の仕事になる。
そんな人生も時間とともに LEISURE 余暇という時間がとれるようになるんだよ。
これが建築家の人生なんだよ、と彼は説明してくれた。
さて、日本国の建築家の人生はいかがなものであろうか。
Posted by @ June 1, 2003 05:40 PM随分昔、半田さん達家づくりの会の人達と
秋山さんの下北沢の事務所に伺いました。
その時秋山さんからお聞きした「Architect's Life」
のお話しを突然思い出し、blogに書かせて戴きました。
秋山さんのblogのアーカイブスをのぞいたところ
ここに「Architect's Lifetime」で書かれていたので
コメントとトラックバックをさせて戴きました。
前にお聞きしたお話を突然思い出しました。
記憶って不思議ですね。