030601

清水港テルファークレーン

BARRACK finder

LANDship/STOCKTAKING/010608

清水港って「しみずみなと」と云うんだろうな。なんとなくそのほうが相応しい感じがる。もちろん次郎長の清水である。これはそこにある。

清水港1.jpg

Telpher crane テルファークレーン (テルハ) とのこと。木材の荷揚げ用クレーンだそうだ。


かってここは国鉄清水港線清水港駅だった。清水港線は陸揚げされた資材を東海道線に直結するため貨物専用の鉄道として1916年に建設され臨港線と呼ばれていたそうだ。その後三保まで延長されたが1984年廃線となった。
今は清水マリンパークという海沿いの公園になっているのだ。
このテルファークレーンは1928年木材を貨車に積み込む荷役機械として設置された。  当時、神戸と名古屋にしかない最新式のクレーンで、それ以前はベルトコンベァで1日かかった仕事が48分ですむようになったとのこと。その後、木材石炭の積み込みに活躍したが1971年に使用停止となった。
1998年に補修工事が行われ、現在、エスパルスドリームプラザの海側の清水マリンパーク、そこのシンボルとして保存されている。

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MECCANOMAN の私としては捨て置けない遺構なのである。
MECCANO っぽいその金属骨組みは、いかにも20世紀初頭の第一次機械時代の息吹を感じさせられるのである。
線の細い型鋼のトラス状のフレームはとても美しい。コの字型に大きな一本のリング状のH型鋼が曲げられ、それをレールとして昇降機部分が走る。コの字型の先端部は海側に突出し艀からの荷揚げ部となる。それら全てが錆ひとつ無くきれいに保存されているのだ。

清水港2.jpg

map_2.gif

Posted by @ June 1, 2003 05:04 PM | TrackBack (0)
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