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秋山設計道場2021・11月@福岡

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秋山設計道場2021の最後の道場は11月24,25日と福岡開催、女性社長であり設計者の藤本香織さんの活躍が光るでんホームにホスト役をお願いして行われた。

でんホーム

道場生10名ほどでコンパクト、藤本香織さんは第三子出産ということで欠席で、ご夫君の竹内正浩氏とスタッフの方々にお世話になった。

このコロナ禍でのオンラインで叶えられなかった、即日設計アウェイという道場の特色も、この数回のリアルな道場で取り戻したという感じで、充実した二日間であった。

写真は、でんホームのモデルハウス……ではなくて、その向いにあった、良きバラック……モデルハウスの2階からの写真だ。

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このでんホームのご夫妻にお会いするのは初めてではない。

8, 9年ほど前か、お二方が起業し最初のモデルハウスを建てた時、福岡の真木さんと訪問したことがあったのだ。

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恒例の即日設計課題は福岡市城南区別府なる住宅地の一画、敷地面積100㎡という小さな敷地に4人家族程度の住宅を計画するものであった。

敷地は道路面より高さ2m程に造成され、3m幅のガレージ・アプローチ階段部分がRC造されている。

南面には二棟の住宅あり、南側は塞がれているような状態だが、北側には高層共同住宅の整備された外構が望めるという立地であった。

道路に接しているのはガレージとして造成されている部分3m分だけで、他はみな隣地に面している。

北側に開けている大部分が隣地を介しているのだ。

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なかなかの難題というか、面白い課題であった。

このような敷地状況の場合、北側の景観に心奪われて、南側の計画を蔑ろにするのが常というのが今までの道場であったが、さて……なのだ。

まぁ、まずは、ガレージ・アプローチのRC部分をどう扱うのかが、今回の肝と感じた。

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ガレージ部分を跨ぐ感じでパタンは510を置き、南面に2.5×2.0ⅿの土間を玄関とし、南東方向に辛うじて開いている隅に緑を配した。

北側景観は、ガレージ上の3m幅の二層から望む、この開口部がこの住宅の内外から、決定的な力となると考えている。


Posted by 秋山東一 @ November 27, 2021 10:25 AM | TrackBack (0)
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