清里の森の家 | [ Architecture , BeV Standard ] |
9月30日、秋山設計道場@八ケ岳終了後、小澤建築工房の小澤氏の案内で清里へ出かけた。
清里には、私が初めて設計したOMソーラーの家、1989年竣工の「清里の森の家」があり、それが施工した小澤建築工房によって全面的に改修中なのだ。
それを見るために出かけたのだ。
新しいオーナーがオリジナルのまま整備して使いたいという意向での改修なのだ。
現状は一階デッキ、二階手摺が撤去された状態だが、本体は何も問題なしだ。一階部分がRC構造であることと、深い軒によって雨から守られている所為だ。
開口部は米国製のペアガラス入りの木製サッシュ、それは雨戸に保護されて機能している。
内部が何も問題ないのは、不在の時間が長い週末住居で、常時乾燥空気によって換気されるOMの有効性が示されているように思う。もちろん、軒によって雨水の浸入等が避けられたことも大きい。
住宅建築から1991年に出版された「OMソーラーの家」の巻頭に掲載された、私の設計した三軒のOMソーラーの家の一つだ。
最初の設計意図、森の中の水平線は、今回の改修で再びよみがえるに違いない。
32年経ったこの家は、この改修によって、次の30年……、50年と生き長らえていくように思えた。
はじめまして、こんにちは。設計を担った秋山東一です。
先週、改修成った状態を小澤さんの案内で大勢で見学いたしました。ありがとうございました。
今後、お会いする機会もあると思いますが、せめて、長生きしてご要望に添いたいと思っております。
なお、あの建物の設計への思いを FaceBook に書きました。
このブログにも載せておきたいと思っています。まずは。
現オーナーです。大切にしようと思います。
長く診て頂けたら幸いでございます。