211006

清里の森の家

Architecture , BeV Standard

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9月30日、秋山設計道場@八ケ岳終了後、小澤建築工房の小澤氏の案内で清里へ出かけた。

清里には、私が初めて設計したOMソーラーの家、1989年竣工の「清里の森の家」があり、それが施工した小澤建築工房によって全面的に改修中なのだ。

それを見るために出かけたのだ。

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現場を見て驚いた……、一階RC造二階木造の混構造、築32年ということになるのだが、外部の木製デッキ・手摺が痛んでしまった以外は何の問題もない。

新しいオーナーがオリジナルのまま整備して使いたいという意向での改修なのだ。

現状は一階デッキ、二階手摺が撤去された状態だが、本体は何も問題なしだ。一階部分がRC構造であることと、深い軒によって雨から守られている所為だ。

開口部は米国製のペアガラス入りの木製サッシュ、それは雨戸に保護されて機能している。

内部が何も問題ないのは、不在の時間が長い週末住居で、常時乾燥空気によって換気されるOMの有効性が示されているように思う。もちろん、軒によって雨水の浸入等が避けられたことも大きい。

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左の写真は竣工時の写真、写真家・北田英治氏のものだ。

住宅建築から1991年に出版された「OMソーラーの家」の巻頭に掲載された、私の設計した三軒のOMソーラーの家の一つだ。

最初の設計意図、森の中の水平線は、今回の改修で再びよみがえるに違いない。

・ ・ ・ ・ ・

最近の家は等級とか数値とか、そんな話ばかりだが、住むということの基本って……、やはり時間、持続することの大事さを感じている。

32年経ったこの家は、この改修によって、次の30年……、50年と生き長らえていくように思えた。


Posted by 秋山東一 @ October 6, 2021 11:53 AM | TrackBack (0)
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