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Sewing Bee

Bricoleur , SELFBUILD/DIY , WEAR

Sewing_Bee_0.jpegBBC

NHKのEテレ番組でBBC「ソーイング・ビー2」なるものがあるのを知る。

英国BBCの人気番組だそうで、裁縫自慢の素人をオーでションで集め、その技を競わせる勝抜き裁縫コンテストというべきものだ。10人ほどの競技者が裁縫の技量を競って、勝抜き、最後の決勝戦は三人で争われ、優勝者が決められるという仕掛けだ。

ソーイング・ビー

その番組名称 The Great British Sewing Bee は、第二次世界大戦中に、裁縫の心得のある女性が集められ、戦地向けの衣料を制作したとのことだ。……Bee とは騒ぎとか集まりを示すらしい。

Amazon prime video で、2013年の最初の回、シーズン1,2,3と視聴出来るので、早速視聴し、夢中になってしまった。

写真は、その第一回、参加者と司会者・審査員全員だ。

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戦後、子供時代に母親がミシンで作った衣服で育った世代には裁縫は日常的な生活の一部であった。
私の母は、父不在の戦後から50年代初め、洋裁なる仕事で家計を成している時代があり、ミシンと型紙、パタンは近しい存在であった。

母はいつも「パタンがあれば何でも出来る」と言っていた。

まぁ、裁縫といえば女性のものというような偏見のまま、そのまま年取ってしまい、母、妻にやってもらうというものであったのだ。

しかし、長年の「裁縫」なるものは女性のものというような偏見が根底から崩されつつある。

裁縫は工作の一つなのだ。


追記 210319

英国の諸々の事情に詳しいわけではないが、裁縫自慢の素人の括りであっても、いろんな人たちであることが面白い。

年の差は80代から20代、男性もちらほら、特別な階級差を感じない。掃除婦の小母さんから、陸軍中佐、元CAやらと職業も色々、黒人もいるし、ルーマニアからの移民もいる。その生活を見ると、一緒にいる相方もいろいろ、同性愛者もいるし……、実に自由だ。

まぁ、そのバラエティ豊かさはテレビ番組として意図的に作られたものではなさそうだ。


Posted by 秋山東一 @ March 18, 2021 10:47 AM | TrackBack (0)
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