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秋山設計道場2020第11回@京都 (宇治)

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dojo20-11_0.jpg秋山設計道場2020の最終回は京都、宇治、関西の雄であるツキデ工務店をホスト工務店として、11月25, 26日と行われた。

集合は近鉄京都線の高の原駅、まずは、課題敷地の奈良市東登美ヶ丘に来たのだ。

ツキデ工務店の本拠は京都府宇治市だが、その活躍範囲は広く、京都市内から奈良市内と広い。

今回の道場、二代目の築出亨氏が社長になって初めてのもの、最近のマンションリノベ、茶室、そして会長宅に二世代住宅のリノベ見学と大いに刺激を受けたものであった。


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今回の課題は奈良市の住宅分譲地、奈良市東登美ヶ丘の高級(……と思う)住宅地だ。

敷地は造成・街並みは立派だが、敷地面積は100坪と大きくはない。

そこに建つ住宅が難しい。

とにかく三人の研究者、考古学を専門とする父と娘、そして織物を研究する母、その三人の研究生活の器としての家なのだ。
その最大の骨子は書棚、通常の本棚(幅900高さ1800)が80本の書棚が必要なのだ。

まぁ、一直線に並べても72m、並列で36m……。とにかく、8m角の回遊できる書庫、その通路が膨らんで三ヶ所の書斎、それを計画の中心に据えることにした。

そこから住宅に持っていけばいい……、と思ったが、そうは問屋がおろさない……。

結局、道場生に言っている「間取るな」を、自分が間取ってしまうことになってしまった。

いやぁ、すみません。


書庫を二階という前提で計画を進めてみたが、書物の重さは半端ないことを知っている。一階RCか……。書庫を一階にもってきて、二階リビング風に住居を作れば……等々、ちぢに乱れたまま終了。まぁ、即日設計では、その切掛けを構想できれば……良しとしよう。



Posted by 秋山東一 @ November 30, 2020 09:03 AM | TrackBack (0)
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