ASILE FLOTTANT | [ Architecture ] |
16日日曜日パリ、旅行最終日の午前はエッフェル塔やらその他パリ観光、そして、セーヌ川クルーズであった。
エッフェル塔を右手に乗船、セーヌ川を上り、ノートルダムのあるシテ島の先でUターンして戻るというのがコースだ。
戻る地点あたり、オーステルリッツ橋の先、地下鉄のオーステルリッツ高架橋の手前にこれを発見した。
Casa BRUTUS の記事で知ってはいたのだが、特に見ることを期待もしていなかったし、セーヌ川に停泊しているということも知ってはいたが、こんな所にあったのだ。
ル・コルビュジェが、救世軍の依頼で設計した船、ASILE FLOTTANT アジール・フロッタン、1929年、第1次世界大戦後の難民を収容する為の「浮かぶ避難所」だ。
何の予備知識もなかったのだが、……しかし、もう半分沈んでいるし……難破船のようである。
ロンシャン、サヴォア邸、そして、このアジール・フロッタン……、今回のル・コルビュジェの作品だ。
セーヌ川上の船からのストリートビューで、ちゃんと浮いている船の姿を確認できる。