教育者・宮脇檀展/建築家・宮脇檀ドローイング展 | [ Architecture , Event ] |
10月7日午前10時、津田沼駅集合……。
上京中の鹿児島の新越氏、地元の佐野氏、秋山設計道場の生徒のお二人と一緒に、日大工学部で開催中の宮脇檀展に行く。
● 9月29日~10月21日開催:教育者・宮脇檀展/建築家・宮脇檀ドローイング展 | お知らせ | 日本大学生産工学部建築工学科
まぁ、午後の飛行機で鹿児島に帰る新越氏の都合に合わせて午前中に集合なんてしたのだが、展覧会は土日は午後2時開場だった。
開場を待って、京成大久保駅から連なる日大門前町のような商店街のイタリアンバルで、……ということになったのだ。
一つは全国を巡回しているドローイング展、そして、1991年に、ここ日本大学生産工学部建築工学科に創設された「居住空間デザインコース」その初代塾長であった宮脇檀、そのオマージュとしての展覧会なのだ。
広い会場にゆったりと展示された諸々、整った設営に大いに感銘を受けた。
20年前に早世した宮脇檀は、私にとって親しい人であった。
最初にあったのは高校生の時、……1960年、藝大建築科入学の予備校・阿佐谷美術学園の夏季コース、冬季コースを受講した時だった。
予備校講師として宮脇檀がいた。そして、もう一人の講師は原広司だった。二人とも東大の大学院生の時代だ。
なんだか、受験教育というよりも初歩の建築設計教育という趣で、面白かったのだ。
その後、藝大建築生徒になってから、卒業して東孝光事務所のスタッフになってから、折々に会う機会もあって、親しくしていただいた。
宮脇無き後も、宮脇事務所の重鎮だった吉松眞津美氏との永い付合いがある。これも、宮脇あってのものなのだ。