御殿場線ものがたり | [ BOOKS , MODEL RAILROAD , TRANSPORT ] |
旧国鉄の蒸気機関車C53をこんな真正面から、運転士が体を乗り出している姿まで……、これはとても鉄道を愛している人じゃなければ描けない情景だ。
この絵本を見つけたのは、黒岩保美(くろいわやすよし)なる人物……、今、新橋の旧新橋停車場・鉄道歴史展示室でやっている展覧会「没後20年 工業デザイナー黒岩保美」で知って、検索してでてきたのだ。
しかし、既視感あり……、昔取っていた子供達用の福音館「たくさんのふしぎ」の一冊として手に取ったことがあったのだ。……1986年だそうだ。
その時、ずいぶんと高級な内容と思ったものだった。
その絵本がこんな立派な大判のハードカバーになって再び手にすることができた。
1934年丹那トンネル開通以前、東海道本線が御殿場を通っていた頃の姿、特急「つばめ号」の最後尾をC53が補機として推していた時代の話だ。