180904

LEITZ General Catalogue

BOOKS , Camera

IMG_8835.jpg私の父はこんなものまで持っていた。

LEICA と大きく表示された赤いビニールのバインダー、縦220mm横200mm厚さ30mmの大きさだ。

「父は全体のシステムを理解してから事をかまえる……人であった。」とライカのレンズ便覧のような本の紹介で書いたが、このバインダーこそ、彼の必要なものであったことがよく分かるのだ。

それは、LEICA ライカのというよりも、ライツ社の完全カタログなのだ。

IMG_8836.jpg


英語判、1978年のライツ社の総合カタログ……写真ディーラー向けの加除式の機能を持ったバインダー形式のカタログだ。

A5縦よりもやや横幅の小さい用紙、156枚312頁のカタログ、それに販促用品が8枚16頁ある。

ライツ社が製作販売している写真機材の全製品だから膨大なアイテム数なのだ。

カメラ、レンズ類の撮影機材から、引伸し機等の写真処理機材、複写機(その頃、複写は写真の仕事だった)、スライドプロジェクターのような視聴用機材にまで至る。

各アイテムは簡潔な外観図と解説、品番リストからなる。

IMG_8837.jpg


101頁、1978年の LEICA のMシステムは M4 の時代だ。


IMG_8838.jpg


136, 137頁の M 用の小物類、フラッシュカバーのような小物から、ライカメーターのようなホットシューに付ける露出計、みな固有のアイテムナンバーが振られている。

私は、14097, 14098, 14099 のアイテム、Bayonet adapter rings に大いに注目なのだ。



Posted by 秋山東一 @ September 4, 2018 10:48 AM | TrackBack (0)
Comments

SOHSKE さん、どうもです。
300頁以上もあるのですが、全体のフォーマットは、おっしゃる通り「簡潔」そのもの、膨大なアイテムの全てを網羅しています。

Posted by: 秋山東一 @ September 4, 2018 07:13 PM

簡にして潔とはこのことですね。

Posted by: SOHSKE SHIMAZAKI @ September 4, 2018 02:12 PM
Post a comment









Remember personal info?