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宮脇 檀/手が考える

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宮脇壇の展覧会「宮脇 檀/手が考える 建築家・宮脇檀のドローイング展」が始った。

チラシの裏面のコピー「君は、建築家・宮脇檀を知っているか?」とあるように、19年前62歳で亡くなってしまったから……、若い方々が知らないのは当然であろう。

今回、宮脇壇の作品……展ではなくて、ドローイング展……、今はCAD全盛の時代……だが、全て手で描いていた時代があったのだよ。

そんな時代、芸達者を数多く輩出した東京藝術大学建築科でも、ピカイチの腕前だったのが宮脇檀であったのだ。

私は身近で、氏が大きなパースを描くのを見たことがある。

画面にぽとっと落としたインクがいつの間にか風船になっていたり、ピロティの下にあるポルシェ356のボディに落ちる影が、あの独特な曲面を彷彿させるのを……唯々、唖然として見ていた。

そんなドローイングの数々を直に見られる……、そんな機会はめったにないのだ。

・ ・ ・ ・ ・

23日日曜日まで、建築家会館……、善は急げ。


昔、東京藝術大学美術学部建築科なる学校に入るには、その特殊な試験に特化した受験予備校にいかねばならない……、ということになっていた。

その一つが阿佐谷にあった阿佐谷美術学園だった。

1960年、私が高校三年生の時、夏季講習・冬季講習という短期の講習会に出かけた。その時の講師が東大大学院生だった宮脇檀と原広司だった。

信じられないでしょうけど……本当なのだよ。


Posted by 秋山東一 @ July 15, 2017 02:52 AM | TrackBack (0)
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