暗号解読 | [ BOOKS ] |
とにかく分厚い500頁の暗号の話……、そのままにしてあった。
先日、映画「イミテーションゲーム」を観てから、ぐぐっと読む気になってきたのだ。
まずは、暗号機誕生の第Ⅲ章、そして、エニグマの解読の第Ⅳ章だ。
第Ⅰ章 スコットランド女王メアリーの暗号
”秘密の書記法”の進化/アラビアの暗号解読者たち/暗号文の頻度分析/西洋のルネサンス/バビントン陰謀事件
第Ⅱ章 解読不能の暗号
ルイ十四世の大暗号と鉄仮面/ブラック・チェンバー/バベッジ対ヴィジュネル暗号/私事通信機から埋蔵金まで
第Ⅲ章 暗号機の誕生
暗号の聖杯/暗号機の発達ー暗号円盤からエニグマまで
第Ⅳ章 エニグマの解読
鳴かないガチョウたち/コードブックの奪取/匿名の暗号解読者たち
第Ⅴ章 言葉の壁
失われた言語と古代文字の解読/線文字Bの謎/”つなぎ”音節/馬鹿げた脱線
第Ⅵ章 アリスとボブは鍵を公開する
神は愚かな者に報いたまう/公開鍵暗号の誕生/最有力候補ー素数/公開鍵暗号ーもう一つの歴史
第Ⅶ章 プリティー・グッド・プライバシー
大衆のための暗号ーか?/ジマーマンの名誉回復
第Ⅷ章 未来への量子ジャンプ
暗号解読の未来/量子暗号
付録 暗号に挑戦 ー 一万ポンドへの十段階
補遺
謝辞
訳者あとがき 青木 薫