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設計道場@播州

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兵庫県はたつの市のとある路上で発見したマンホール……。

播磨の小京都と呼ばれた龍野市は、龍野藩5万石の城下町だが、2005年に近隣する揖保郡の町々と合併し「たつの市」となった。

龍野……は童謡「赤とんぼ」の作詞者・三木露風の出身地であるからして、マンホールの蓋は「トンボ」の意匠が施されているのである。

それはともかく……。

秋山設計道場第11クール第4回は、播州を本拠地とするヤマヒロをホスト工務店として行われた。

道場アウェイの地は姫路、姫路城は工事中。軍師勘兵衛人気で賑わっていたのだ。

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4月24日午後12時45分、JR姫路駅中央口に集合、マイクロバスにて出発した。

姫路市内の「はりまの杜 住宅展示場」で二つのモデルハウス「しそう杉の家」と「i-basic(伊礼智氏設計)」を見学し、たつの市に移動……「光都モデルハウス」を見学した。
その後、中庭のあるS邸(社長の先輩の家)を見学、その後、ヤマヒロ[たつの店]にある、課題「農家の離れ・モデルハウス」の敷地を視察した。

その後、姫路駅近くのホテルにチェックイン、ちょっと歩いて懇親会……、姫路の夜は更けていたったのであった。

翌25日は播産館( Ban San Kan )なる土産物店のあるじばさんビルで課題制作・発表・講評の儀と相成ったのだ。

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「はりまの杜 住宅展示場」のヤマヒロ最初のモデルハウスは i-basic なる伊礼智氏設計だが、その所々に、先日の八ケ岳で見た故永田昌民氏の仕事の影響を見る。まだ初期の仕事……、TTP なるものかな。

i-basic も含めて、今回見学したの住宅は全て尺モジュール……であった。空間的な趣向は豊かでも、その枠組みの違い(Mモジュールとの……)は大きい。尺とMとの長さの違いは8%にしか過ぎないがプロポーションは大いに違うのだ。

住宅の作り方をシステムとして捉えるならば、Mモジュールの有利なのは当然である。

モデルハウスではない、通常の仕事であるS邸で、どんなに空間的に頑張ってもプロポーションが残念な結果……、それはシステムがない所為である。

設計課題は「農家の離れ」なる住宅、家を出ていった子供たちを戻ってこさせる……それを具現化するにはこんな家がと……アピールしよういう三渡社長の戦略的な計画なのだ。農家のリノベーションを数多く手がけているヤマヒロなればの戦略なのだ。

三渡氏は、そこにMのシステムを導入すべく努力されている……、これも又、大いなる戦略というべきものと思える。

Posted by 秋山東一 @ May 1, 2014 12:01 AM
Comments

Shin さん、どうもです。
あの剛腕ぶり……、面白くなるのではないでしょうか。期待です。

Posted by: 秋山東一 @ May 1, 2014 10:18 AM

Mモデュールですか三渡さん
期待ですね

Posted by: Shin @ May 1, 2014 06:37 AM