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放射能ってなんだろう?

BOOKS , Hachioji

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八王子には、一般市民が持ち込んだ食品の放射線量を測定しているボランティア団体「ハカルワカル広場」がある。

そこでは、今まで「親子測定体験」なる催しを市内で二回開き、それぞれ約三十人が参加したそうだ。現在、5月17日の第3回の参加者を募集中だ。

そのような測定体験に参加しなくても、子供達がホットスポットの存在や、放射性物質の怖さを知り、自分で考え身を守れるように、子供向けに放射能、放射性物質についての基礎知識を解説した小冊子「放射能ってなんだろう?」を刊行した。

A5判23頁の冊子だが、ハカルちゃんとワカル先生の対話を通して、放射能、放射性物質について語られていく。

放射性物質を怪人ラジ男と擬人化し、彼が投げてくる物を放射線α、β、γ線とし、その特性を語り、半減期を説明していく。そして、内部被ばく、外部被ばく……、どうすれば被ばくを防げるのか、「どうしたらいい世界が作れるんだろう」という設問が最終章だ。

子供向けと称しているが、大人が読んでもよく分かる冊子……すばらしい。

会員には無料配布しているが、ネット上で PDF で公開されている。

又、切手代(100-円)を負担すれば希望者にも郵送するというサービスを行っている。

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Posted by 秋山東一 @ April 1, 2014 12:01 AM
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