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本の顔

BOOKS

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本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること

著者: 坂川栄治 + 坂川事務所

ISBN: 978-4875863786
出版: 芸術新聞社

定価: 1,890-円(税込)

装丁家の仕事ってこんなに範囲が広いのかと……びっくりした。

何か表紙の絵面程度の事かと思っていたのだが、本の全てをデザインしていたのだ。

著者である坂川栄治氏を存じ上げなかったが、……装丁家の職能事態を知らなかったのだ。手がけられたのが数千冊……、本当の専門家というべき方なのであろう。

その内、約180冊を厳選して、一冊の本が出来るまでを図解……とのことだ。


目 次
   本の各部の名称
   はじめに
   本ができるまで

   コラム 本との話「版下」

1. 装丁の依頼


2. 文字で装う 活字 描き文字 作り文字

   【装丁七転び八起き】文字

   コラム 本との話「ある編集者」
   コラム 本との話「装画塾」

3. イラストで装う 線画 ペイント デジタル 立体

   【装丁七転び八起き】イラスト

   <番外編>装丁各国版
   <番外編>装画塾

   コラム 本との話「ソフィーの世界」
   コラム 本との話「イラストレーション」

4. 色で装う 中高年男性 中高年女性 若年層男性 若年層女性

   【装丁七転び八起き】色

   コラム 本との話「十人十色」

5. 写真で装う モノ 人物 日本文学  海外文学

   【装丁七転び八起き】写真

   <番外編>写真集
   <番外編>作品集

   コラム 本との話「写真」

6. 絵本を装う

   <番外編>教材

   コラム 本との話「絵本」

7. 紙と印刷 紙、加工の種類 表紙・見返し・扉のレイアウト データの作成 色校正の赤字

   仕上がり見本

   コラム 本との話「紙と印刷」

   巻末対談1. 坂川栄治の「装丁」術 × 山口 晶 氏(早川書房 編集本部)
   巻末対談2 .坂川栄治の「コミュニケーション」術 × 長岡 香 氏(織講談社 幼児図書出版部) 
  
   あとがき


持っている本も何冊か……、読んでみたい本も何冊か……、その膨大な数に圧倒される。

Posted by 秋山東一 @ March 15, 2014 04:56 AM
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