130719

登頂 竹内洋岳

BOOKS

4480818359.jpg


登頂 竹内洋岳

著者: 塩野 米松

ISBN: 978-4480818355
出版: 筑摩書房

価格: 1,680-円(税込)

2012年5月26日、竹内洋岳はダウラギリの登頂に成功、8000m峰14座登頂の29人目の登山家となった。

初代 竹内洋岳に聞く」の最終章は「12座目、ローツェ登頂」で終っていたが、本書でチョー・オユー、ダウラギリとその後の登頂記録が続く。
チョー・オユーには一回目失敗、再度の挑戦で成功……、なのだ。

本書を読みたいと思ったのは、玉井さんが送ってくださった録画DVD、NHKで放映された「ヒマラヤ8000m峰全山登頂に挑む」で、竹内のダウラギリ登頂のドキュメンタリーを見たからなのだ。

その登頂に際して、不調の同行者を下がらせ単独で登頂し、その下山時に時間がなくなりビバーグせざるをえなかった竹内がその時、どのような状態であったかを知りたくなったのだ。


目 次
第1章 8000メートルの山とは
第2章 パートナー募集
第3章 チョー・オユーへ
第4章 再びチョー・オユーへ
第5章 14座目 ダウラギリへ
 あとがき

本書の著者は。前作「初代 竹内洋岳に聞く」と同じ塩野米松氏だ。竹内への聞き書き、同行者の証言、竹内のブログ記事等々によって本書を構成している。

第1章は、竹内自ら本書に至るまでの経過を語るという形で、解題……、前作を読んでいなくても、本書で初めて竹内の世界に入り込めるという工夫だ。

そして、チョー・オユーへの二回の挑戦、そして、最後のダウラギリ……、8000メートル峰の過酷な世界を語ってくれるのだ。


Posted by 秋山東一 @ July 19, 2013 06:41 AM | TrackBack (0)
Comments
Post a comment









Remember personal info?