電卓のデザイン | [ BOOKS , Stationery ] |
1970年、勤めていた東事務所に登場した電卓は8桁の四則演算しか出来ないものだったが、もう、筆算で面積計算しなくてすむだけで幸福な気分でありましたです。
そして、私が初めて電卓を購入したのは、個人事務所として独立した時……1972年だった。まだ、設計事務所に必要なお道具はT定規と製図板、図面を焼くためのコピー機械……というわけで、コンピュータも携帯もない時代、事務所の中で唯一の高額なお道具であったのだ。
その後、何台かの電卓を使ってきたのだが、今回、本書の中で再会できるのかと思っていたら、まぁ、懐かしく思い出したのが何台か……であった。
そういえば、最近は iPhone の電卓機能を使っていて、電卓自体を使うこともなく、いつも間近に転がっていた電卓も見えなくなってしまった。
第1章 ART (MoMAパーマネントコレクション、グッドデザイン賞受賞電卓)
第2章 TECHNOLOGY (ヴィンテージ・デスクトップ電卓)
第3章 RETRO (ヴィンテージ・ポケット電卓)
第4章 COMBINATION (複合電卓)
第5章 FUTURE (モダンデザイン電卓)
第6章 FUN (ノベルティ、キャラクター電卓)
電卓発達小史
メーカー別索引
持っててもいいな……と思えるのは MoMA のパーマネントコレクションの Mario Bellini がデザインした Divisumma 18 と、Braun の物くらいかな……。
app さん、どうもです。
私も学校で見ましたタイガー式……(あの頃は、ティガーなんて言わなかったものです……)、ちょっと操作もしてみました。
電卓で思い出したのですが、昔実家には
http://www.tiger-inc.co.jp/temawashi/temawashi.html
という手回し計算機がありました。ほどなく電卓にとって代わるのですが、あの機械の重厚感とチンという音。
大好きでした。。。