隠される原子力・核の真実 | [ BOOKS ] |
その氏の発言、福島第一原発事故以前の発言を集めて編集されたのが本書だ。昨年の12月に出版されているのだ。私が手にしたのは6月11日発行の第9刷だ。
原発事故後の「起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる」という言葉は本書のものではないが、原発再稼働させようという国、地方、財界、電力会社、マスコミの大合唱……、それに抵抗する主張がここにある。
1章 被爆の影響と恐ろしさ
2章 核の本質は環境破壊と生命の危険
3章 原子力とプルトニウムにかけた夢
4章 日本人が進める核開発
5章 原子力発電自体の危険さ
6章 原子力に悪用された二酸化炭素地球温暖化説
7章 死の灰を生み続ける原発は最悪
8章 温暖化と二酸化炭素の因果関係
9章 原子力からは簡単に足を洗える
10章 核を巡る不公正な世界
11章 再処理工場が抱える膨大な危険
12章 エネルギーと不公平社会
あとがき
※英文略語一覧
まだまだ、収束の見えない福島第一原発事故……、どれだけの汚染の拡がりを見せるのか、予断を許さない。
Posted by 秋山東一 @ July 2, 2011 10:05 AM