フォントのふしぎ | [ BOOKS , Font ] |
その帯を外せば、上品な筆記体が現れるという趣向……なのかな。まぁ、「フォントのふしぎ」だけでは地味な本……というわけで、派手な副題で迫ってきたのだ。
そんな出版社の思惑はともかく、フォント好きにとっては実に幸せな読書なのだ。フォントが登場する270点余りの写真、一つ一つ独立した70本のコラムによってフォントの話満載なのだ。これはちょっとでもフォントに興味ある人には必携の書籍でありましょう。
著者はドイツ在住、ライノタイプ社のタイプ・ディレクターを務める小林章氏、本書122頁の「私がつくったフォント」で自己紹介だ。
1 高級ブランドはなぜ高級に見える?
2 ヨーロッパの街をつくっているフォント
3 フォントは見た目で選んでOK
4 意外と知らない文字と記号の話
書体索引
あとがき
欧文組版についてお勧めの書籍
本文は写真やフォントでいっぱいなのだが、「まえがき」でフォントの魅力を伝える為に著者が選んだ写真がこれ……、ちょっと、そのセンスと見識に敬服なのだ。
1954年に登場した Porsche 550 Spyder のエンブレムの写真だ。
takaragawayu さん、どうもです。
やぁ、面白くて……勉強になる……いい本ですよ。
今日、巷に溢れる G O D I V A の文字……、その秘密が明かされる……です。
気になったので注文してみましたです!
Posted by: takaragawayu @ February 14, 2011 04:40 PM