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ナガサキ インサイトガイド

BOOKS

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畏友、建築家・石原信さんからの頂き物……である。

こんな可愛らしい袋に入った書籍、袋の意匠はハタ……、と言えば長崎の本なのである。

nagasaki77_1.jpg帯に「長崎を知る77のキーワード」「グラフィックデザイナー岡本一宣の長崎自慢」とあるように、岡本一宣プロデュースの長崎ガイドブックなのだ。

これが、カッコいい本なのだ。

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ナガサキ インサイトガイド NAGASAKI Insight Guide

著者: ナガサキベイデザインセンター

ISBN: 978-4062166348
出版: 講談社
定価: 2,000-円(税込)

1.トーマス・H・グラバー、2.出島、3.シーボルト、4.坂本龍馬、5.カステラ、6.長崎くんち、7.長崎新地中華街、8.ちゃんぽん、9.大浦天主堂、10.坂道、それらの10のメインのキーワードから紡ぎ出された77のキーワードをもって、長崎の魅力をグラフカルに語り尽くそうと、長崎出身のグラフィックデザイナー岡本一宣が作ったガイドブックだ。

このようにグラフィカルに表現できる町は長崎をおいてない……なのかな。江戸時代、日本における唯一の外国との窓口であった長崎には、数多くの優れたデザインが残されているんだそうだ。やぁ、すばらしい……ガイドブックなのだ。

しかし、そこに原爆というキーワードはない。何か、忌避するような……ことろなんだろうか。

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カバーから表紙、全ての頁がグラフィカルに構成されている。これは、我らが友人 Mattuan 縁の諏訪神社の冒頭の見開き頁だ。


Posted by 秋山東一 @ January 7, 2011 12:18 AM
Comments

iGa さん、どうもです。
岡本一宣氏については、その高名なることは存じ上げていましたが、彼が長崎出身であることはこの本で知りましたです。
本書は故郷への愛……深い愛を感じるものでありますです。

Posted by: 秋山東一 @ January 7, 2011 11:36 AM

shin さん、どうもです。ありがとうございました。
いえいえ、そんなことありませんが、誰にも勧めなければならないいい本だと重いますです。

Posted by: 秋山東一 @ January 7, 2011 11:29 AM

たかさん、どうもです。
長崎のガイドブック……、こんな素敵なガイドブックが可能なのは長崎をおいてなし……じゃないのかなぁ。

Posted by: 秋山東一 @ January 7, 2011 11:21 AM

岡本一宣氏はたむらくんの絵本の装丁とかアートデレクションをしてますね。何処かで一度お会いして名刺交換はしたことがありますが...骨董通りの酒と薔薇(Nikkaと小原流)に挟まれた〇〇組マンションの事務所の内装をshinさんが手掛けたとは...知りませんでした。

Posted by: iGa @ January 7, 2011 11:19 AM

わきたさん、どうもです。
私がハタの事を知ったのは、大学に入ってからのことです。やっぱり、その頃、九州……長崎は遠く異国……という感じでありましたですね。

Posted by: 秋山東一 @ January 7, 2011 11:17 AM

大変大きな影響力があるAKiさんに取り上げられると大いに売れそうです
岡本さんにかわりまして多謝であります

Posted by: shin @ January 7, 2011 08:42 AM

この本、購入してみたいとおもいます。

Posted by: たかさん @ January 7, 2011 08:28 AM

ハタって、凧のことですね。私、子どもの頃、福岡県に住んでいましたが、父がいつも正月前にハタをどこぞの店からもらってきたものですから、いつも冬の凧遊びはハタでした。「ハタは、糸にガラスの粉をつけたりして、糸をからませて、喧嘩させる喧嘩凧なんだ」と父に教えられました。懐かしいな〜。

Posted by: わきた・けんいち @ January 7, 2011 12:33 AM