建築雑誌12月号「特集 平城遷都1300年考」 | [ Architecture , Mag ] |
奈良は今、平城京遷都1300年で沸き立っている……、かどうか知らないが、あの「せんとくん」なるゆるキャラで騒ぎになったという記憶しかないのは困ったことである。
今年いっぱいが、そのお祝いの会期ということだが、土壇場で、中谷礼仁率いる建築雑誌編集チームが総力をあげての特集がこれだ。
編集担当は清水重敦委員(奈良文化財研究所)、金 玟淑委員、市川智子委員の諸氏なのだ。
のっけから、「愛と哀しみのル・コルビュジエ」の市川智子氏の「平城京九相図」なる図解に驚かされる。
「九相図(くそうず)」とは屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教美術の絵画だそうだが、平城京1300年の時間を九つの相として図解したものなのだ。
壱、前世相 /弐、生誕相 /参、成熟相 /四、風化相 /五、火葬相 /六、再生相 /七、縮約相 /八、膨張相 /九、幻夢相
そういえば、穂積さんの「日本人はどのように建造物をつくってきたか」シリーズの「平城京」も新しくなっていたなぁ。
● 新装版 平城京 (日本人はどのように建造物をつくってきたか)
千里のご隠居様、どうもです。
まだまだ、お若いということだと思います。ル・コルビュジェの有名な著作は「伽藍が白かったとき」です。
10月に行きました。最近作った朱雀門が昔の朱白黄緑藍5色で塗られていて最初は違和感があったが明くる日まもなく修理に入るという東寺の東塔や唐招提寺の古ぼけた景色に次第に違和感を感じるようになったのは何故だろう?自分の感覚がむかしとちがうのか?
Posted by: 千里の隠居 @ December 9, 2010 10:30 AMiGa さん、どうもです。
ちょっと「奈良」という所に縁がないので……飛びつく……という風にはなりませんが、魅力的な地図でありますですね。
もちろん、お手元に……。
日本地図センターからは伊能大図がセットされた『平城遷都1300年記念 集成図「奈良」セット』なんてものも出てます。
http://www.jmc.or.jp/map/jmc/naraset.html