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鹿食免(かじきめん)

etc.

Suwataisha_ohuda_0.jpg25日、久方ぶりにF森教授の長野県・茅野市神長官守矢史料館を訪れた。

あのおどろおどろしい御頭祭の陳列の鹿・猪の頭の剥製が増えたように思えた。

その獣の頭の数とともに、展示物の中の鹿食免(かじきめん)、鹿食箸(かじきばし)の版木に注目した。そして、この地の肉食の伝統の深さを想像するのであった。

その免罪符のような、獣を食らうのを正当化するお札が今もって存在することを諏訪大社で知ることとなった。

Suwataisha_ohuda_1.jpgもちろん、レプリカというべきものだが、鹿食免とセットになった鹿食箸(かじきばし)である。

Suwataisha_ohuda_2.jpg鹿食免、鹿食箸はこのパッケージで提供されている。一式1,000-円也である。

Suwataisha_ohuda_3.jpg


その裏には「諏訪のはらえ」なる「諏訪の勘文(かんもん)」が載っている。まぁ、獣を殺し食することを正当化する文言なのである。

Posted by 秋山東一 @ June 29, 2010 03:58 AM
Comments

このような物のお好きな皆様、どうもです。
「諏訪の勘文(かんもん)」をのせましたです。しかし、「成仏」とは言い訳にしても日和っております……でありますですね。

Posted by: 秋山東一 @ July 2, 2010 06:44 AM

イノシシは「山鯨」だから魚であり、ウサギは一羽二羽と数えることで鳥の一種としてしまうけれど、鹿にはうまい方便がなかったから、鹿だけにお札が必要ということなのでしょうか。
そういういい加減なのって、ぼくは大好きです。
戦争のあとなんて、馬肉がごろごろころがっていたでしょうから、食べ放題でしょうね。
馬のお札はないけれど、馬と鹿は対になってるとか・・・。
とにかく、こういう融通無碍ってのは大好きです。

Posted by: 玉井一匡 @ July 1, 2010 12:24 PM

やはり肉を食う為には、これが必要なのでありましょうね。

Posted by: 古山惠一郎 @ July 1, 2010 10:25 AM

VolksA担当者Sさん、どうもです。
あの高過庵は健在でしたよ。しかし、経年変化が気になりだしたのか、踊り場をブリキで覆ったりしてメンテされていました。

Posted by: 秋山東一 @ June 30, 2010 12:30 AM

いやー、懐かしいですね。以前ご一緒にT社長の案内で見た事を思い出します。あの時、F森教授にはお会いできなくて残念でした。
剥製が増えていたらちょっと怖いですね。

ところで近くの樹上のハウスは健在でしたでしょうか。きになります。

Posted by: VolksA担当者S @ June 29, 2010 02:37 PM