城は踊る | [ BOOKS ] |
城は踊る
著者: 岩井三四二
ISBN: 978-4046214492
出版社: 角川学芸出版
価格: 1,890-円(税込)
時は戦国時代、物語は特に実話に基づくというような話ではない。一つの城を巡って、攻め手、守り手双方の数日間の攻防をリアルに描いたものだ。
安房里見氏に属する青山信濃守は、隣接する榎沼城主・武田左近将監が転戦先で討死したことを知る。手にはある人物からの手紙が……、その手紙を文箱に入れ、榎沼城の城攻めを決意するのである。
本書の主人公は、青山信濃守から67貫文をあてがわれている水引村の領主・神子田久四郎である。11名の配下の者たちと共には城攻めに参加する。この内、何人が生きて帰れるのか……。出丸から本丸へ、三の曲輪、二の曲輪と攻城戦は続いていく。徐々に明かされていく、この戦の目的……、主人公たちの過去……。
やぁ、よく出来ているお話……面白い読書でありましたです。
Posted by 秋山東一 @ March 19, 2010 09:38 AM
せんりのごいんきょ、どうもです。
現政権……といっても半年ですが、事業仕分けなるものの内訳はいろいろ、仕分けなければならないのは、官僚の問題ととらえています。 これからの世界、どうあらねばならないのか……。
最近基礎物理学に興味。立花隆(東大哲学卒)の「小林・益川理論の証明」を熟読。ゴーギャンじゃないが「われわれはどこからきてどこへいくのだろう」の説明が物理学でやってる。現宇宙がなぜ存在するのかも明らかにしたノーベル賞受賞らしい。受賞のために日本の技術と学界が総力を挙げた模様が生々しい。日本の学術レベルが世界トップの横綱だとすると中国やロシヤは序二段だと。理化教育を事業仕分けで「2位でなんで悪いんですか?」は日本を二流国におとしめる改革と。立花隆は理論の闘将とあらためて敬意!
Posted by: せんりのいんきょ @ March 22, 2010 02:53 PMせんりのいんきょ様、どうもです。
はい、初めての岩井三四二でありました。なんだか、はまりそうで、怖いくらいであります。
岩井三四二を読まれるとは珍しい。せんりのいんきょは殆ど読みました。
Posted by: せんりのいんきょ @ March 20, 2010 09:18 AM