ニセドイツ 1 | [ BOOKS ] |
ニセドイツ 1
≒東ドイツ製工業品
著者: 伸井 太一
ISBN: 978-4784511129
出版社: 社会評論社
価格: 1,995 -円(税込)
さて、自分の回りを見渡せば、数多くのドイツの工業製品が……なのだ。車も文具も玩具も……まぁ、最近では made in china なる製品、世界の工場中国製品が電子製品では顕著ではあるのだが。
本書はドイツはドイツでも、東独……、今は無き東ドイツの工業製品を熱く語っているのである。
なんだか、ダメカワイイ……工業製品の数々が写真とともに語られていくのだ。
本書はそのトラバントから始まって、東独工業製品の数々が写真と共に面白おかしくれて語られていくのだ。まぁ、著者のダジャレ、語呂合わせには辟易とするが、大変興味深く面白い本なのである。
私の持物でニセドイツはないかと……あたってみれば、あるのである。
単眼鏡が Carl Zeiss Jena カール ツァイス・イエナ製なのである。そのブログ記事を読んでみると「いかにも東独製だという感じがうれしい」なんて書いているのだが、コメント欄では「……スーベニア仕立てという志の低い部分を感じるのですね。」とも言っているのである。
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000848.html
kawa さん、どうもです。
そうですか。そんな世界があるのですね。面白いですね。
Things that I used to do. でお書きになっている AUDIO のお話、私にはチンプンカンプンではありますが、そんな面白い話しなんだ……と感じ入っております。
デザインもその対象によって異なるのは当然ですが、いわゆる共産圏の独創的デザインは、私め好むところではあるのです。
勿論、ダメ可愛い物が多いのだと思います。
ただ戦後西側ではコスト競争にさらされて生き残れなかった技術、ドイツ第三帝国の精華が奇跡的に残っていたと言う人達もいます。
音響施設機器の一部について、オーディオ好きの極く一部、骨董愛好家の中の更にほんの一部、戦前のドイツ音響施設を至高と考える人達がいます。100人ぐらいかな。
そうした技術が壁の崩壊とともに死に絶えた様です。
おかげで機器個体は西側に流出してきました。ほんの少しですけどね。
(私のは西側ですけど)