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虹色のトロツキー

BOOKS

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某氏から、劇画本「虹色のトロッキー」全8巻が到来した。彼が「これを読め……」と送りつけてきたのだ。ロシア構成派風の表紙はなかなか刺激的である。

1938(昭和13)年、満州国の首都・新京(長春)の建国大学に関東軍参謀・辻政信がウムボルトという一人の青年を連れてくるところから始まる。この青年は日本人の父とモンゴル人の母をもつ……。
日本軍の政治的陰謀うずまく満州、ウンボルトは煩悶しながら、その激動の中国を生き抜いていく……。

そして、翌1939年、ノモンハン事件、第二次世界停戦勃発……世界は大いなる動乱の時代へと動いていくのだ。

「松岡正剛の千夜千冊」第四百三十夜に絶賛……である。 ● 松岡正剛の千夜千冊『虹色のトロツキー』安彦良和

Posted by 秋山東一 @ October 1, 2009 12:03 AM
Comments

Xinyi Folders さん、どうもです。
漫画、劇画を読んだり見たりする習慣がないものですから、集中するのに時間がかかりましたがが、面白く思っています。
絵の上手さ、その時代背景の面白さがこのストーリーを際立たせていると思います。
もちろん、フィクションですから……ですが、建国大学開校、ノモンハン事件の一年間足らずの時間の中での主人公の大活躍、目を見張ります。

Posted by: 秋山東一 @ October 2, 2009 08:36 AM

面白い漫画でした。作者特有のおセンチな感じはありますが
全八巻だれる事無く読み切り(と言うてもそんなに
分厚い本ではないですが)ました。

中身の未来派風やゼツェシオン調の写真などもおもしろかった
ですし、解説人も中々興味深かった記憶がありますが、
何せ10年以上前に読んだ物なので記憶も曖昧に・・・。

Posted by: Xinyi Folders @ October 2, 2009 01:25 AM