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夏への扉 [新訳版]

BOOKS , Cats

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夏への扉 [新訳版}

著者: ロバート・A・ハインライン Robert A. Heinlein
訳者: 小尾 芙佐

ISBN: 978-4152090591
出版: 早川書房
定価: 1,260-円(税込)

福島正実訳のハヤカワ文庫版「夏への扉」をエントリーしたのが2007年の11月だから、もう2年前だ。
原書が1957年刊行、邦訳が1963年で、あの文庫版が出たのが1979年で私が手にしたのが2007年版で60刷というのだから、まぁ、ずいぶんと長生きしてきたものだ。

ここ数年、古典と言われるものが新訳で登場……をよく見るようになったが、このハインラインの名作 The Door into Summer (1957) 「夏への扉」も新訳版で登場なのだ。

新訳版はちょっと大振りな新書判という体裁で、活字も大きくて読みやすい……、SF読者による人気投票でオールタイム・ベスト1に選ばれている「夏への扉」、再読するいい機会ではないかな。ジンジャエールが大好きという変なネコ、ピートにも再会できるのだ。

ダンが発明した家事ロボット Hired Girl は、旧版の福島訳では、ちょっとレトロな「文化女中器」なる訳語があてられていたが、新訳版では「おそうじガール」と改められている。ちょっと今様になったかな。

Posted by 秋山東一 @ October 12, 2009 02:07 AM
Comments

Shin さん、どうもです。
お好きですね、「夏への扉」、ぜひぜひ、新訳で再読であります。

Posted by: 秋山東一 @ October 13, 2009 11:41 AM

僕は未来を創りだしてる
過去へと向かいさかのぼる
そしてピートと連れ立って
君を迎えに戻るだろう
だからリッキー、ティッキー、タビー
その日までおやすみ...

Posted by: Shin @ October 13, 2009 10:43 AM

app さん、どうもです。
やぁ、やっぱり人気なんでしょうね。そう、新訳を出すということはそういうことなんでしょ。
SFの要素は十二分につまっているし、分かり易いし、それにハッピーエンドだし……ですね。

Posted by: 秋山東一 @ October 13, 2009 02:00 AM

夏への扉,日本では人気ですね。ハインラインといえば、宇宙の戦士あたりのハードSFが・・とも思うのですが、、
かくいう私も大昔読んだ切っ掛けは、
http://www.youtube.com/watch?v=pcqAkQf-Vxw
だったりします(^^;;

Posted by: app @ October 12, 2009 11:31 PM