アイクラー・ホームズ | [ Architecture , BOOKS ] |
アイクラー・ホームズ―理想の住まいを探して
Eichler Homes Design for Living
編: ジェリー・ディットー Jerry Ditto, ラニング・スターン Learning Stern
写真: マーヴィン・ワックス Mavin Wax
訳者: 旦 敬介
ISBN: 978-4938778392
出版: フレックス・ファーム
価格: 2,499-円(税込)
それらは1950年代に建売り住宅として作られ、ただ短に EICHLER アイクラーと呼ばれ、一つの現象とまで言われたものなのだ。本書は今もって住い手によって愛され住まわれている、それらの住宅の本なのだ。
新しく撮られた多くの写真によってアイクラー・ホームの魅力が余すことなく語られ、その創始者ジョーゼフ・アイクラーの人となりが、子息のネッド・アイクラーによって語られている。
彼の生み出したアイクラー住宅とは、彼の美意識のたまものであり、デザインと色彩に関する彼のセンスや、現代的なものに対する嗜好、コストのかかるデザイン的な要素を実用性を越えて取りこもうとする彼の頑固さの産物だったのである。
EICHLER アイクラーについては専門家向けの本が一冊あったはずだが.......見当たらない。
本書は1999年出版の日本語版だ。1950年代のモダンデザインを再考する機会を.......本書で.......だ。
最近は建築専門書よりも、ブルータスやらなんたかんた一般書の方が元気な時代だが、アイクラー・ホームも、もう皆知るところなのかな。
24日に発売されたジョブズの公式伝記「スティーブ・ジョブズ I」の第1章「子ども時代」に、アイクラー・ホームズが登場している。
伝記の著者・ウォルター・アイザクソンは、ジョブズの直接の案内で、幼少期育った家( Apple を作り出したガレージのある家、以前の家のようだ)を訪問している。彼のその家の辺りは、ジョセフ・アイクラーの住宅が多くある一帯だったようだ。
案内した時、ジョブズはこう言ったそうだ。「アイクラーはすごい。彼の家はおしゃれで安く、よくできている。こぎれいなデザインとシンプルなセンスを低所得の人々にもたらした。……」「すばらしいデザインとシンプルな機能を高価でない製品で実現できたらいいなと思ってきた。それこそ、アップルがスタートしたときのビジョンだ。……」
ジョブズからアイクラーの話が聞けるとは思っていなかった。
たかさん、どうもです。
アイクラー・ホームはジョブズのみならず、ウォズまでも……住んでいたとは、Apple の創始者二人がアイクラー・ホーム経験者とは驚きでありますね。
私たちも、これからの世界を作らんとする人たちを育てる住空間が構築できればいいですね。
遅ればせながら、この本を手に入れよう、として「この追記」に...笑。
Posted by: たかさん @ December 1, 2011 10:27 AMiGa さん、どうもです。
へぇー……ですね。アイクラー・ホームって、向こうじゃダイワハウス……ってな感じ、……じゃないだろうなぁ。
「 スティーブ・ジョブズ」を読み終えて「iWoz」を読み始めたら、なんと ウォズも7歳の時に父親が買った家がアイクラー・ホームの分譲住宅。
http://g.co/maps/zw6eb
Edmonton Avenue, Sunnyvale, CA, United States
玉井さん、どうもです。
286 Diablo Ave, Mountain View が、Google map で見られる……というのは、大発見ですね。
あの本に、アドレスが出ていたのでストリートビューを見ると、アイクラーホームズっぽい住宅が建っていますね。
http://g.co/maps/vthsx
「Steve Jobs」を読んで、ジョブズが子供時代に住んで好きだったというアイクラーホームが知りたくて「アイクラーホーム」を検索したら、Googleの4番目にこのエントリーがありました。amazonでも、やはり英語版は安いんだろうと思って探してみると、「Eichler Homes: Design for Living」というから、この本と同じなのでしょうが209.78ドルもしているんでびっくり、間違いかと思いました。近頃ではめずらしいことですね。
HARD COVERと書かれていますから、大きくて厚い本なんでしょう。
app さん、どうもです。
ある意味で、このアイクラー・ホームはコンテンポラリーなモダンデザインなんだろうと思います。それが北米の宅地の有様と相まって「伸びやか」な感じを作りだしているんだと思います。
アイクラー・ホームの創始者ジョーゼフ・アイクラーが建築家とのコラボによる建売住宅を始めるモメントとなったのはフランク・ロイド・ライトの住宅に住んだという経験から始ったと本書にありました。
門外ですが、いずれも伸びやかな感じの建築物ですね。
というか縦横の比率の捕らえ方の差(国民性?)なのかなぁ。
もちろん、物理的法的規制の中での建築の場合は、黄金律でってこともないのでしょうけど。。。(^^;;
http://www.franklloydwright.org/index.cfm?section=home
※Web屋的にはcfmとColdFusionでサイト作られているのが面白かったりしますが(^^