ワンダーJAPAN | [ Architecture , Mag ] |
ワンダーJAPAN(2) 2006
日本の《異空間》探検マガジン
ISBN: 4861990432
出版: 三才ブックス
定価: 1,200-円(税込)
「ワンダーJAPAN(1)」は、「日本の《異空間》探検マガジン」と自称するとおり、なにがなんだか、バラック、ジャンク、マニアック、不可思議であれば何でもてんこ盛りという内容であったのだ。しかし、九州の志免炭坑跡の竪坑櫓、豊後森機関庫跡の扇形庫という、二つのなかなかの遺構の存在をここで学んだのであった。
そして、その第二巻には「さよなら軍艦アパート」、そして「特集・大阪ワンダー」なのだ。
この浪速の「軍艦アパート」、今年の2月、取り壊しのニュースに、わきたさんの「Blog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」で大きく話題になっていたものなのだ。
その軍艦アパートこと「大阪市営下寺住宅」の11頁にわたるカラー写真てんこもり、建築雑誌の気取りもなく写真の上に大きな文字が躍るという編集、物が物だけに、いかにも相応しい。見開きの俯瞰写真、その迫力に圧倒される。
2001,2年に取り壊された南日東住宅、北日東住宅にも3頁がさかれている。
この築75年の鉄筋コンクリートの公営住宅、住民の主体的な行動によって外へ外へと増殖していった。.....「狭なったんやから広せえ」で居住空間の自由な拡張が始まった.......やぁ、その多種多様な姿がかっこいい。
無秩序に始まったであろうその行動も、ある一定のオーダーに支配されて、一つの秩序を感じることができるのが不思議だ。
そして「特集・大阪ワンダー」、これ又、PLタワーでびっくりだ。
ワンダーJAPAN(1) 2005
日本の《異空間》探検マガジン
ISBN: 4861990238
出版: 三才ブックス
定価: 1,200-円(税込)
秋山さん、次男さんですか、そうですか。お父さんのご趣味をきちんと理解されているご様子ですね~。我が家のばあいは、父親である私が購入して、建築を勉強している娘に見せたという逆パターンです。このムック本、妖しいではなくて怪しいですね。漢字が違っていました。
Posted by: わきた・けんいち @ October 23, 2006 07:59 PMわきた さん、こんばんは。真打ち登場というところですね。
「ワンダーJAPAN」.....変ですね。こあたりの怪しいものは、実は、私の次男の情報....でして、はぃ、助かっておりますです。
秋山さん、こんばんは。ちょっと先週末から出張していて、少し出遅れました!!軍艦アパートの『ワンダーJAPAN』、僕も購入しましたよ!!しかし、なんだか、ちょっと、このムック本は妖しい雰囲気ですね・・・。
Posted by: わきた・けんいち @ October 23, 2006 06:59 PMtks さん、どうもです。
ARCHITECTURAL MAP の記事が tks さんの手になるものとは知らずリンクしてしまいました。志免炭坑竪坑櫓、豊後森機関庫の二つとも、この「ワンダーJAPAN」という怪しげなムックで知ったのでありました。
機会があれば行ってみたいと思っています。
何度もすみません。ブログの当該エントリーのURLが抜けていました。
http://blog.all-a.net/?eid=535020
建築マップの私の記事にリンクを張っていただいてありがとうございます。竪坑櫓周辺の最近の状態を私のブログにアップしました。
下寺は私も行きました。躯体があの状態では解体は仕方ないかなと思います。一方、志免もあちこち鉄筋が露出していますが、大学の調査で自重のみであれば崩壊せず、地震時に備えて安全地帯を確保すればよいという報告を受けて、現状維持での保存が決まりました。
参考リンク(志免町のサイト)
http://www.town.shime.lg.jp/shimehome.nsf/doc3/tateya-public
福岡空港から車で10〜15分程度です。総合福祉施設に駐車場あり。フェンス際まで立ち入り可能。それから豊後森機関庫は福岡市から高速を90分程度で行けます。
Posted by: tks @ October 23, 2006 12:56 AMiGa さん、どうもです。
志免炭坑の竪坑櫓は、福岡空港の近くなんですね。福岡に行っていた頃、いっとけばよかったと思いましたぞ。
志免炭坑跡の竪坑櫓はGoogleEarthに高解像データがありました。
33°35'27.74"N 130°29'11.13"E
その隣りの助成金で建てたような福祉施設が車でしかアクセスできないのがなんだかですね。