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宮崎駿の雑想ノート

BOOKS

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宮崎駿の雑想ノート

著者: 宮崎 駿

ISBN: 978-4499226776
出版: 大日本絵画

価格: 2,940-円(税込)

(この表紙は初版のものである、今の増補版の表紙より好みである)

宮崎駿が、公開中の映画「風立ちぬ」を最後に引退するとのことだ。

まだ、映画は見ていないけど……。

この前、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で仕事ぶりを見たばかりだが、「大事なことは、めんどくさい……」といいながら、絵コンテを作り、アニメーターの作画した絵の細部まで手直し……、あーっ、この人って職人的に全てを自分で作りたい人なんだ……と納得した次第なのだ。

正直なところ……、彼の下で絵を描く部下の方々に同情を禁じえない……と思ったのだ。

やぁ、もう引退すべきです。

これからは気楽に雑想、妄想、自由自在……、好きな飛行機、戦車の絵を描きまくっていただきたいと思うのだ。もちろん、アニメもお好きなように「大事なことは、楽しい……」とばかりにやって欲しいものなのだ。

今回の映画「風立ちぬ」だって、模型雑誌の月刊モデルグラフィックス紙上に連載された「風立ちぬ 妄想カムバック」が原作となっているってことを忘れてはいけない。

この雑想ノートの「甲鉄の意気地」「多砲塔の出番」「農夫の眼」「竜の甲鉄」「特設空母安松丸物語」「ロンドン上空1918年」「最貧前線」「豚の虎」「ハンスの帰還」等々をアニメとしても見せて欲しいと思っているのだ。

・ ・ ・ ・ ・

私は宮崎駿のミリタリ好き……、飛行機、戦車好きなところが大好きなのである。

この雑想ノートのシリーズ、「泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート 」「飛行艇時代―映画『紅の豚』原作 」も……、彼が紹介した英国人作家・ロバート・ウェストールの「ブラッカムの爆撃機」はじめ諸々、大いに愛好しているのである。

宮崎駿の今後の仕事を大いに期待しているのである。


追記 130903

宮崎駿は自他共に認めるミリタリ好きである。飛行機、戦車が大好き……、でも、彼は反戦、護憲、反原発も大好きなのである。


追記 130909

やっとこさ、9月6日の宮崎駿監督・公式引退会見の映像を視聴、その一問一答の書き起こし文章を読んだ。

私の不勉強で、宮崎駿について知らなかった事を沢山学習させられた気分である。彼が監督であることと同時に、一アニメーターとして映画を作っていることを知ったのだ。なるほど……と思った。

 ● 「この世は生きるに値するんだ」 「風立ちぬ」の後をどう生きるか 宮崎駿監督、引退会見全文 (1/9) - ITmedia ニュース


Posted by 秋山東一 @ September 3, 2013 01:49 AM
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