TIN tank / No.303 | [ TANK , TOYS ] |
私の座右のブリキは、この303号タンクなのだ。一番のお気に入りというわけなのだ。
この303号の絵柄をコンピュータのアカウントのピクチュアに使っているので、知っている人は知っているという物なのだ。
全長100mm、幅60mm、高さ70mmなんていうずんぐりむっくりしたカッコをしている。
それには理由がある。ゼンマイ仕掛けで前進しながら「でんぐりかえしをする」というギミックが内蔵されており、それに最適化されたカッコをしているのである。車体下面に弓形の板がせりだし、車体は後方にひっくり返るが、起き上がり小坊師よろしく、再び前進位置に、それを繰り返すのである。
そんなギミックで形態は決定されているが、ブリキ玩具としてのプレス、プリントとも最上級の出来と考えている。キャタピラ、駆動部分側面のプレス、プリント、砲塔部分のプレス、凸部とルーバー部のプレスにもぬかりがない。そして、二個にパイプ状の突起も可愛らしい。
最大の特徴は車体のカモフラージュ、緑・茶・オレンジの雲形三色迷彩なのだ。
このあたり、1930年代風のカモフラージュ、これだけ美しくデザインされているものは見たことがない。
10年ほど前、eBay で、米国で出展されているものを手に入れたものだが、1950年代の日本製と思われる。
Posted by 秋山東一 @ August 13, 2006 07:27 PMalpshima さん、どうもです。
私、ブリキについてはそこそこの目利きでありまして、この303に関しては、ぞっこんなのであります。誰しも座右の......がおありと思いますが、わたしにとってはこれがそうなのであります。