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浜松市二俣町のVH

OM/VOLKS HAUS

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昨日23日午後、浜松市に車で向かった。

この浜松市二俣町(2005年の6月までは天竜市であった)に建設中のVH(OMソーラー協会のフォルクスハウスの略称である)、Y さんのフォルクスハウスの上棟式にでかけたのである。東名高速袋井ICから二俣町に、渋谷区上原の事務所から3時間ほどで到着し、夕方からの上棟式に間に合ったのである。

上棟した建物の前には、この地方独特の祝いの「餅撒き」を待つ、ご近所の皆さんでいっぱいなのである。いろんな地方の上棟式の風習を見聞きしたが、こんなにたくさんの方々が待ち受けているなんて初めてである。

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今回の上棟式、フォルクスハウスの今を担っているOM加盟工務店の皆さん、遠く広島から、エヌテック住建の皆さん、やや遠い豊川からイトコーの小林さん、それに小池一三さんまで駆けつけてこられたのである。従って、上棟式の後は、浜松市中に場所を移して......だったのである。

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このフォルクスハウスは、私が基本設計をさせていただいた。
東西に長い立面をもったこのフォルクスハウスは、二階建てと平屋の組み合わせである。道路に長く面した三角形の敷地からきた、四世代8人の家族が住む家の形である。

OMソーラー協会設計部の皆さんの実施設計、そして、Y さんの直営工事という仕掛けで上棟までこぎつけたのである。完成が楽しみである。

Y さんの家作りのブログがある。
● Yahoo!ブログ - Barbara's SUNDAY PAPERS


ここ、二俣町は1889年の町制施行で二俣町となったんだそうだ。その後、天竜市、そして昨年浜松市の一部となった。さすが、歴史ある町である。
この町の出身者のビッグネームは本多宗一郎だ。藤森照信の設計として有名な日本画家・秋野不矩のミュージアムもここにある。

Posted by 秋山東一 @ February 24, 2006 03:56 PM
Comments

Barbara さん、どうもです。東奔西走、大変ですね。
二俣のフォルクスハウスの竣工が楽しみです。又、お伺いしたく思っております。

Posted by: 秋山東一 @ February 26, 2006 10:19 AM

秋山先生 上棟の際は遠く浜松までお越しくださりありがとうございました。自邸の建築にあたり、なるべく自らが家づくり参加しようとしています。とても勉強になっています。また竣工の際は是非お立ち寄りください。今日は甲府におります。先生のお仕事も少し拝見させていただく予定です。楽しみです。

Posted by: YことBarbara @ February 26, 2006 08:51 AM

わきた さん、どうもです。
環境社会学的分析の通りですね。ここには未だ地域的な繋がりを感じさせるものがありました。集まった方々、女子供なんて失礼な言い方は出来ませんが、お集まりの皆さん、餅撒きを十分楽しんでおられました。

Posted by: 秋山東一 @ February 25, 2006 09:54 AM

こんにちは、秋山さん。私の上棟式の記憶は、子どもの頃の北九州ということになります。子どものあいだでも、「明日、どこそこで餅撒きがある」という情報がながれ、それを楽しみにみんなが集まってきたように思います。こういうのは派手でお金がかかりますが、今から思えば、「家」を建てるという行為は、個人や個々の家にとっての私的な出来事を越えて、そこのコミュニティや地域社会にとっても重要な公共的な出来事だったのだなあと思います。大昔は、そこに住んでいるいろんな皆さんの力を借りないと家は建てられなかったわけですし、住み続けられなかったわけですし。

Posted by: わきた・けんいち @ February 25, 2006 09:24 AM

m-louis さん、どうもです。
私も山梨県の上棟式には何度かいっていますが、やっぱり派手なものでしたね。
餅も畳表みたいなパッケージで投げたり、施主を上棟した建物の上から酒を掛けたり、施主が屋根に上るハシゴの下に米俵を置くとか、いろいろ仕来りがあったようです。参列者への引き出物はバケツに入って渡され、バケツの意味は、火事の時、水を入れて駆けつけて.....という意味だそうです。
今回のは集まった人数、餅の量、両方ともびっくりでした。

Posted by: 秋山東一 @ February 25, 2006 08:36 AM

小林康弘 さん、どうもです。
又、お会いしましょう。このフォルクスハウスの仕掛けも、Be-h@usの仕掛けも何か新しい地平を......というような感じがあります。

Posted by: 秋山東一 @ February 25, 2006 08:25 AM

僕は子供の頃に一度、山梨に田舎を持つ友人の田舎で上棟の餅撒き体験しました。
なぜかあのときの記憶は今も強烈に残っていて、実家建てるときも心のどこかで餅撒きたいな〜と思いつつ、簡素な上棟式で済ませてしまいました。
何かよくわからないけど、こういうときに餅って一番嬉しい代物な気がします。

Posted by: m-louis @ February 25, 2006 12:32 AM

秋山先生、昨夜はどうもありがとうございました。先生のお話を長時間にわたって聞けたのは当社のS邸プロジェクト以来でしたので、とっても参考になりました。また愛知にお見えの際はご一報下さい。

Posted by: 小林康弘 @ February 25, 2006 12:29 AM