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THE SPACE SHUTTLE OPERATOR'S MANUAL

BOOKS

スペースシャトル・ディスカバリーが飛行中だが、これはスペースシャトルの「操縦マニュアル」なのだ。

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Space Shuttle Operator's Manual, Revised Edition (Paperback)

KERRY MARK JOELS / GREGORY P. KENNEDY
Designed by DAVID LARKIN

ISBN: 0345341813
BALLANTINE BOOKS NEW YORK

もちろん、本物ってわけはないが、子供向けに全貌が良く捉えられたマニュアル仕立ての179ページの図解絵本なのだ。Lyndon B. Johnson Space Centre から、Rockwell や North American やらのメーカーまで、この本の制作に協力しているようだ。

1.1 From Earth to Orbit
2.1 Living in Space
3.1 Working in Space
4.1 Emergency Procedures
5.1 Entry and Landing Procedures
6.1 Space Shuttle Missions
7.1 Appendices

目次もマニュアル仕立て、ディテールに至るまで、なかなか良く出来ているぞ。

shuttle_1.jpg1.28 LAUNCH AND ASCENT
発射から上昇

1.29 MANEUVERING IN SPACE
宇宙空間での操縦

shuttle_2.jpg2.18-19 PERSONAL HYGIENE AND WASTE MANAGEMENT
トイレと手洗い

shuttle_3.jpg3.11-11 EXTRAVEHICULAR ACTIVITY
船外宇宙服の着用法

僕がもっているのは1982年のもの、今、手に入るのは1988年の改訂版だ。なんとも世の中の進歩からいえばスペースシャトルって古いものなんだな。今回の飛行後は次回の飛行は凍結とのこと、むべなるかな。

Posted by 秋山東一 @ August 2, 2005 08:24 AM
Comments

TB、ありがとうございました。
なんとなく慣れっこになってしまったスペースシャトルですが、あらためて確認してみると古いコンセプトの伽藍型宇宙船なのですね。
アメリカは自動車や飛行機など、技術系ミームを民間にうまく提供してきた国ですが、バザール型ではその遺伝子が組み替えられ、チープシックで安全なコンセプトに生まれ変わっています。
「あこがれ」を育んでくれたNASAの役割は曲がり角にきていますね。

Posted by: 栗田伸一 @ August 2, 2005 10:27 AM