050612

植田 実・花田佳明 / トーク

Architecture , Event

ueda_hanada_talk_0.jpg

植田実の編集現場—建築を伝えるということ」の出版を記念して、大阪に引き続いて、植田さんと著者の花田佳明さんのお二人によるレクチャアが東京池袋で開かれた。
この本にふれたエントリー-植田実の「都市住宅」-に花田さんのコメントをいただき、すぐに参加を手配したのだ。

昨日6月11日土曜日、午後6時半からとのこと、10分前に会場のジュンク堂書店池袋本店4階の喫茶室に出向く。会場(定員40人)は若い建築学生風の方々でいっぱいであった。会費は1,000-円飲物付だ。コーヒーをいただいて奥の方に席をとる。隣は、芸大の後輩、山本圭介ご夫妻だ。遠くの席には元倉真琴さんもいらっしゃっておられた。

植田さんがまるで司会者のように、レクチャアが始った。そう、植田さんのお話をこんなレクチャアとして聞くのは初めてのことなのだ。
今回の出版にいたる経過、展覧会のこと、あの「都市住宅」のこと、単行本「住まい学大系」の話、そして植田さんのお書きになった「真夜中の家」が語られる。花田さんと、会場にいる関係者によって植田さんの話を補完するように語られた。私も植田さんに求められ、私の東事務所時代の話をした。

花田さんから、この本の副題「....建築を伝えるということ」は「....建築に抱かれて」とのこと、最後に聴衆の質問に植田さんは長時間にわたって答えられた。私にはその話、「......建築に抱かれたい」と聞こえたのだった。

Posted by 秋山東一 @ June 12, 2005 01:13 AM
Comments

植田さんは生粋のペーパーメディアの方ですね。機会をとらえては、Webの話をするのですが、なかなかのってはこられませんね。

震災後に有馬温泉で建築家が云々は、在京の建築家が被災地の建築家に何をすればいいのか、何が助けになるのか、というようなテーマで、懇談会がOMソーラー協会が主催して行われました。たしか、神戸の新聞に何回かの意見広告を乗せたはずです。

Posted by: 秋山東一 @ June 14, 2005 04:27 PM

そういえば大阪でも Web の話はついぞ出て来なかったように思います。
しかし、震災直後に有馬温泉で建築家が集まっていたとは、、なんかこれがゼネコン同士だといやらしい匂いを感じてしまいますけど、建築家同士だと何を話していたんだろうな〜と気になるところです。

Posted by: m-louis @ June 14, 2005 01:46 AM

m-louis さん、こんばんは、というのか、おはようございますというのか。

花田さんと初対面のような挨拶をしたのですが、10年も前、前阪神淡路大震災の直後、有馬温泉に建築家が集まったことがあり、その時お会いしていたのでした。
花田さんのお話に、今回の本のような、何か特別の目的を持たないモノローグを構成することの必要性のようなお話がありました。このブログというメディア、そんな用途にすばらしく向いているものだと思いました。

植田さんに、そんな今風のメディアのお話をしたら、のっけから嫌われてしまいました。

Posted by: 秋山東一 @ June 12, 2005 03:06 AM

こんばんは、私は大阪の方で行ってたのですが、早速こんな形でレポがあるというのは嬉しいものですね。私も何か書こうと思いつつ、未だ5/20前後の話をエントリーしてる状態だし(汗)
東京の方、行ってたら、秋山さんが喋られるところも見られたんですね。
行けるものなら行きたかったですが、さすがに両方は厳しかったです。
「真夜中の家」を読んでみたい。。

Posted by: m-louis @ June 12, 2005 02:26 AM