050209

家庭用燃料電池

Architecture , THINK

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このロゴはパナソニックのウェブサイトより

昨日2005年2月8日、「家庭用燃料電池市場導入」とのこと。ついに燃料電池が一般住宅にも導入される時代に入ったのだ。
その実物を見るべく、東京ガスの「2005 都市と住まい展」にでかけてみた。

会場は有明の東京ビッグサイトの「東6ホール」である。
受付で名刺、あるいは招待状に記入して、首から下げるタグをいただき入場する。まずは、ウエルカムシアターでオリエンテーション、東京ガスの広範な取り組みについての説明を受ける。会場は大勢の老若男女で大賑わいであった。

お風呂、暖房、調理という生活直結のコーナー、環境問題、ホームセキュリティ等の安全対策、そしてお目当ての燃料電池コーナー、広大な空間を使っての新築、リフォームへの提案と盛り沢山の展示であった。床暖房広場やイベントと、ちょっとしたテーマパークか。
随所で聞かれる解説には「炎のある....」というフレーズが繰り返され、電気に対する対抗心むき出し、というのが面白い。

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東京ガスのウェブサイトより

家庭用燃料電池は、パナソニック製と荏原バーラード製の二つが実際に運転状態で展示されていた。発電量をkw/hを表示し、蛇口からお湯を出しての展示であった。燃料電池のお湯は特にありがたい、というわけではない。両社の燃料電池設備は外観の意匠の違いだけで、特段、大きさや形態の違いはない。燃料電池の発電ユニットと縦に大きい貯湯ユニットの組合わせだ。

発電と給湯が同時に稼働するという機械は、その使い方についてまだピンとこない部分がある、というのが正直なところだ。我々がずっと進めてきている、建物の熱環境性能を上げることによってエネルギー消費を抑制すること、ソーラーシステムによる太陽熱利用、自立したエネルギー環境という方向が、これによって変ることはない。

出口でタグをもどし、アンケート用紙に記入し、「ご来場記念品」をいただく。
私は CONRAN SHOP の「クロック」を選んだ。そういえば新宿の CONRAN SHOP のあるパークタワーは東京ガスのビルだったよなと思った。

この「都市と住まい展」は12日(土)まで開催である。

東京ガス株式会社:なるほど!燃料電池

パナソニックの家庭用燃料電池
荏原バラードの家庭用燃料電池

Posted by 秋山東一 @ February 9, 2005 10:45 AM
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