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Mac mini

Apple

macmini_0.jpgApple の新しいMac、Mac mini いいですね。

iPod をテコにして、この Mac mini で Windows ユーザーに「スイッチ」していただきましょうという作戦、まことに分かりやすい。モニター、キィボード、マウスはお持ちのものをお使いくださいというし、その低価格とあいまって、すこぶる敷居が低いのである。

高性能化(1.25GHzまたは1.42GHz駆動のG4プロセッサ)、そして小型化(大きさ:16.5cm×16.5cm×5cm 重さ:1.32kg)、低価格化(58,590円から....)、これって技術革新の正道ではないだろうか。

おりしも、巷では「パソコン 春の商戦」とか、メーカー各社の新型が店頭に目白押しとか、まぁ、とにかく内容はなくとも、春夏冬の年3回の新作発表だそうだ。ソニーだけでも新モデル56機種、えーっ、何か変ったことあるの。これも唯々価格維持の方策とか、それじゃ中身がないのも当然である。

この Mac mini、Win者に限らず、Mac者にとっても Switch したくなるのである。

Posted by 秋山東一 @ January 13, 2005 07:19 AM
Comments

CNET Japanの記事「Macに踏み切るきっかけとその後」で慶応SFCの学生は上級生になるほどMacに切り替えるケースが増えているらしい。Mac miniは開発環境にMacがおまけに付いてくると考えれば安いもの。
http://japan.cnet.com/column/tm/story/0,2000050611,20080445,00.htm

Posted by: iGa @ February 14, 2005 10:08 AM

昨日、八王子のヨドバシカメラで実物を見ました。

大きさもしっかりとした出来も予想通りでありました。本体下部がどうなっているのか興味があったのです。下部周辺部の空気取り入れ口と、ゴムのように柔らかい接地する部分とに段差があり、縦においても空気取り入れ口を塞ぐようなことがないのが分かりました。
本体を触っても熱さも感じず、作動音もせず、なかなかの完成度と思いました。

欲すいなぁ。

Posted by: 秋山東一 @ February 13, 2005 03:49 PM

Macは機械ではなくて、仲間か家族か友だち。
だから愛着がわきます。
我が家のSE/30くんも、片手で持ち上げられます。
Mac mini発表の日、久しぶりに電源をいれました。
再び小さくなっていくのかと不思議な感慨です。

Posted by: aneppe @ January 15, 2005 09:24 PM

友人が送って来たのを転送します。ちょっと長いですから、削除しちゃってもいいです。

インタビュー:Appleの新製品で聞きたかったこと
2005年01月13日 17時40分
MacWorld Conference & Expoの開催に合わせてAppleが発表した数々の新製品のうち、主な製品について製品担当者の話を聞いた。

99ドルの「iPod shuffle」, マッキントッシュラインアップの中では最も低価格製品
である499ドルの「Mac mini」、新装なった「iLife '05」、Apple社久々のプロダク
ティビティツール「iWork '05」、今年第一四半期に出荷予定の次世代の「Mac OS XTiger」について、読者が疑問に思いそうな部分を重点に話を聞いた。

インタビューに答えたのは次の4人。iPod shuffleはGrog Joswiak氏(iPod 製品担当副社長)、Mac miniはJai Chulani氏(ワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級プロダクトマネジャー)、iLife/iWorkなどSoftware関連はRob Schoeben氏(アプリケーションマーケティング担当副社長)、TigerはChrisBourdon氏(Mac OSXプロダクトラインマネジャー)

●iPod shuffle:爆発的な売れ行きを期待しています

−−フラッシュメモリを媒体にすると、iTunesで採用している著作権保護のための
DRM(Digital Right Management)、つまりFairPlayを組込むのは特別な工夫が必要なはずですが、どのような仕掛けになっているのでしょうか?

Grog Joswiak氏:当然iPod shuffleにもFairPlay技術は埋め込まれています。極めてシンプルな構成ですから単純なフラッシュメモリーデバイスというふうに見えてしまうのかもしれませんが、Apple iTunes Music Storeから購入した楽曲を再生できるようにFairPlayが組込まれています。単純なフラッシュメモリとは違うと考えてください。iPod shuffleはMP3、MP3 VBR、AAC、iTunes ミュージックストアから購入したプロテクテッドAACが再生できるようになっています。

−−iPod shuffleの発表後、サンフランシスコ市内のApple Storeは大変な行列ができ、夕刻には在庫は全くなくなりました。特に1GBモデルは入手困難になっています。ハード・ディスクベースのiPodと違い、市場のディマンドに応えやすいはずですが、やはりユーザーには待たせる結果となっています。生産体制は十分でしょうか?

GJ:これまでのiPodに比べて、購買層は圧倒的に広がります。確かに最初のフェーズでは品薄状態を招いてしまいましたが、発売前にどれくらいのデマンドがあるかを予測するのはとても難しい。現状を分析して、早急に需要に追いつけるとおもいます。
ただ、何れにせよとても人気が高くて、既にiPodを持っている人が2台目として購入するパターン、初めてMP3プレイヤーを買う人、と購買層は何倍にも広がりますから、局所的にはお待たせすることになるかもしれません。

−−フラッシュMP3プレイヤーにはさまざまなタイプのものが低価格で市場に出ています。どう戦うのでしょうか?

GJ:我々の製品の持つずば抜けたシンプル性、曲を流し込むときの驚くような簡単さを見ていただければ誰もが素晴らしいと思うはずです。出かける前に、iTunes搭載のパソコンに刺すだけで、自分でも予期しなかったような組み合わせでお気に入りの曲がリフィルされます。これまで自分でもこんなに面白いライブラリを持ってたの? 
と思うほど、新鮮な選曲が自動的に行われます。シングルクリックするだけで、音楽の方があなたの好みを察してくれるとでも言えばいいでしょうか? 新鮮な経験ですよ。

こうした、全く新しい音楽の楽しみ方ができるようにするために、我々iPodshuffle
チームは、フラッシュプレイヤーに必要なのは何だろうとゼロから考え直しました。
その結果、液晶表示なし、音量調整・楽曲のスキップができるだけのコントローラーを付けるに留めました。そのため、軽量化できましたし、使い方は究極のシンプルさを実現することが出来ました。腕に装着してジョギングするようなときには最適なプレイヤーだと思います。

●静音設計のMac miniは寝室にもぴったり

−−史上最も買いやすいという製品ですが、なぜiMacと呼ばないのでしょうか?

Mac miniについて語ってくれた、ワールドワイドプロダクトマーケティングの上級プロダクトマネジャーのJai Chulani氏

Jai Chulani氏:iMacはオールインワンの製品群に与える名称です。タダ単にコン
シューマー向けという意味ではありません。Mac miniはキーボード、ディスプレイは別売りですから、自分で用意しなければなりません。通常は今お持ちのキーボード、ディスプレイにそのままつないで使うというのが、一般のユーザーの姿かと思います。

−−Mac miniは2.5インチのハード・ディスクを内蔵していますね。2.5インチでは既に100GBのモデルも入手可能になっていますが、なぜ、今回は40GBと80GBのオプションしかないのでしょうか?

JC:この製品を設計するに当たって、いかに小さな形状に収めるか、いかに廉価に仕上げるかということを、最重要課題において考えました。500ドル以内に収めるには、お分かりの通り、40GBのハード・ディスクを搭載するしか選択肢はありません。

それでは容量が足りないのではとお考えの質問かと思いますが、FireWire(IEEE
1394)やUSB 2.0コネクタがありますから、どうしても大容量のストーレジが欲しいという場合には簡単に拡張することが出来ます。その方がバックアップなどの手順を考えると有利ではないでしょうか?

ランチボックスほどの大きさしかないMac miniの小売りケース。手前のケシゴム様のものはDVI→VGA変換アダプター。これがあるから既存のディスプレイにも簡単に接続できる

−−筐体はアルミで囲まれています。無線LANアダプター、BlueToothアダプタなどを内蔵しても電波はうまく放射される仕掛けになっていますか?

JC:確かに、筐体の四方はアルミで囲まれていますが、無線LANとBlueTooth用のアンテナは上部のポリカーボネートの裏側に取り付けてあります。そこから電波は効率的に送受信できるようになっています。Mac miniの場合は、無線LANアダプター、BlueToohアダプターそれにメモリーの増設は、Apple Storeでの発注時に選んでいただくか、後付けしたい場合はApple認定の専門業者に頼むようにしてください。エンドユーザーが自分で装着することはお薦めできません。

−−こんなに小さくて放熱対策は十分なのでしょうか? ファンレスだという情報も
ありますが、どうなのでしょうか?

JC:いや、ファンレスではありません。一つだけ本当に静かなファンを付けていま
す。システムの温度をセンサーが監視していて、回転レベルを常に最低限にするようにしています。温度が高くなって、最高に回転をしはじめたときでも、22dbですから、寝室においても気にならないレベルです。放熱はアルミの筐体に熱を逃すようにしていますし、放熱のための空気の流れを十分に計算していますから、触っても熱い感じは全くしないと思います。

−−設置場所に関する注意事項はありますか?

JC:Mac miniの底面には特殊な加工をした素材を貼り付けてあります。このおかげで
ガラステーブルに置いてもガラス面に傷つけることはありませんし、スリップしない
表面加工により、ぴたっと吸い付いてずれたりすることはありません。また、ステレ
オセットや本棚の片隅にも置いていただけるよう、縦置きでも、横置きでも問題が起きないよう設計しています。狭いスペースにも自由な配置ができます。

−−米国の環境保護団体からAppleは十分な対策をとっていないと批判を浴び始めています。これに対する認識はいかがですか?

JC:環境問題に関してApple社は十分な取り組みをしています。このあたりの情報はAppleのホームページにも詳しく掲載していますので、ぜひ、そちらを参照してみてください。今回のMac nimiに関してですが、まず、これほど小さく作ったということ自体が環境に優しいものになっていると評価されると思います。使用する材料、流通販売での物量コスト、設置面積などどれをとっても、環境に配慮した製品に仕上がっていると思います。

●買ってきたままで十分な生産性発揮できるソフトを供給---iWork '05, iLife '05

−−たった8190円(本体価格7800円)でHD映像も編集できるようになったことは驚くべきことですが、編集後はそれをどうやって保管すればいいのでしょう?

Rob Schoeben氏:確かに今の状態ではHDフォーマットで制作した作品をDVDに焼くことは出来ません。一番手っ取り早いのは、もう一度HDVに書き戻してテープの状態にするという方法でしょう。もう一つはプロジェクトごとハード・ディスクに置いておいてはどうでしょう。外付けのFireWireドライブは大容量のものが安価で手に入る時代になりましたから。いずれHDが記録できるドライブが手に入ったら、その時点で焼き直せばいいんじゃないでしょうか? もう一つの方法はQuickTimeのファイルフォーマットで書き出し、そのファイルをDVDに焼くという方法もあるでしょうね。
いずれにせよ、新しい分野に踏み出したときには困難が付き物です。

−−iWorksにはなぜ表計算ソフトは付いていないのでしょう?

RS:我々は一般の個人ユーザーが必要とする機能を調査して、まず最初にワードプロセッサ機能、それも高度なレイアウト機能を持つワープロを実現することにしました。Apple Worksの利用者に対しても、Mac OS X時代にふさわしい回答を示さなければなりませんでした。

−−しかし、一般のビジネスユーザーにとっては、表計算ソフト、そしてデータベー
スソフトが重要です。こうした製品は今後、iWorkに組込まれて行くのでしょうか?

RS:将来の製品計画については申し訳ありませんが、一切お話することは出来ません。申し上げられるのは、一般ユーザーはiWorkを手にすることで、十分な生産性が上げられるということです。追加投資なしにユーザーにメリットがあることを整備するのが我々の役目だと思っています。

−−Pagesの美しいレイアウト機能は驚くほどですが、日本語版でも同じ完成度と
なっているのでしょうか?

RS:はい、詳しくは日本の担当者に聞いていただきたいのですが、Mac OS Xからはフォントのハンドリング、その表示などに関して高度な国際化、が行われています。満足していただけるものになっているはずです。

−−縦書きの機能なども当然入っていると?

RS:う〜〜ん、そのあたりについては、日本の担当者に確認してみてください。

●強力な検索機能が自慢のTiger

−−2004年のWWDC時点で発表されたTigerに比べて、追加、あるいは強化されたところはありますか?

Tigerについて語ってくれた、Mac OS XプロダクトラインマネジャーのChrisBourdon氏

Chris Bourdon氏:システムワイドで使える検索機能「Spotlight」は、使い勝手が洗練され、ますます強力なものになりました。GoogleやMicrosoftがさまざまなファイル検索機能を提供し始めていますが、ユーザーインタフェースが分かりやすくて使いやすいという点などで圧倒的に素晴らしいものです。

メニューバーにSpotlightの検索フィールドが常にありますからシステムのどこにあるファイルも、一発で探し出してくれます。ファイルやフォルダ、書類はとうぜんのことですが、Mailのメッセージ、アドレスブック内の各種情報、iCalの予定、システム環境設定など、欲しいと思うものに瞬時にアクセスできます。便利ですよ。

−−Steve Jobsの基調講演ではDashbordの機能としてたくさんの便利そうなWidget
(小道具となる文房具)が紹介されましたが、あれは全部Tiger付属としてタダで付いてくると思えばいいのでしょうか?

CB:はい、今、約20種類ほどのWidgetがありますが、当然それらは出荷時に同梱されます。お見せしたのは、米国でしか使えないものもありましたが、各国に最適化されたものも入ってくるはずです。Yellow Pageなどは米国仕様です。

また、このWidgetは開発者に開発方法を公開していますから、アイデアさえあれば、次々に便利なものが生まれてくるものと期待しています。出荷後時間が経てば、一般ユーザーでも簡単に開発できるキットなども登場するでしょうから、面白いものが揃ってくると思います。

−−現行あるいは旧OSからのアップグレードの方法はありますか?

CB:Tigerは1本120ドルで売るのが基本です。あれだけ便利で高い機能が満載されてて、120ドルで買えるのは十分お買い得だと思います。たとえば、おさらいになりますが、次のような特徴を考えてみてください。
Core ImageおよびCore Videoと呼ぶ基盤技術で音楽とビデオのアプリケーションは革新的な飛躍を遂げられます。

次世代MPEG-4ビデオコーデックのH.264をサポートするQuickTimeのおかげで携帯からハイビジョン映像までシームレスにサポートできます。64ビットネイティブのOSですから、科学技術計算など膨大なメモリアクセスが必要なアプリケーションを効率的に動かすことが出来ます。

当然のことながら、UNIXのオープンスタンダードの基盤を持ちますから、ネットワークサービス、分散コンピューティングの世界でも威力を発揮します。また、
MicrosoftのActiveDirectoryに対して認証を行うこともでき、Windowsネットワークとの親和性もとても高く保つことができます。

こうした新機能が120ドルで手に入るというのは、十分に価値があると考えます。家庭内での複数使用、企業向けのボリュームライセンスなども用意していますから、ぜひ、新しく買っていただきたいと思います。

林 伸夫=日経BP社編集委員室編集委員
撮影=三井公一(サスラウ)

Posted by: 玉井一匡 @ January 14, 2005 11:49 AM

ジャスミン父さん、はじめまして。
Mac はパーソナルコンピュータ PC の一つではなく、マックという道具と考えれば何も心配いりません。それは独自の世界なのですから。

Posted by: 秋山東一 @ January 13, 2005 01:02 PM

マックユーザーなのですが、知らなかった…。
確かにウィンドウズは数がありすぎてどれを選んだら良いのかがよく解らないんです。
マックにはひたすら生き延びて欲しいなぁ。

Posted by: ジャスミン父 @ January 13, 2005 11:36 AM

いやぁー、まさしくそんな感じののりですね。「Mac mini お待ち帰りできまーす。」
E-Mac を買った時、お値段はそこそこだったんだけど、その重量と図体で、とうてい「お持ち帰り」できなかったもんな。

Posted by: 秋山東一 @ January 13, 2005 10:29 AM

ドカ弁、お一つお持ち帰りで〜す。

Posted by: iGa @ January 13, 2005 09:34 AM