040825

モーターサイクル・ダイアリーズ

Cinema

che_1.jpgチェ・ゲバラと聞けば、胸が熱くなるおじさんもいるが、今時の若い衆にとっては、Tシャツの絵柄ぐらいしか思い浮かばないのではないだろうか。

そのゲバラの青年時代の話しが映画となって公開される。THE MOTORCYCLE DIARIES、邦題もそのまま「モーターサイクル・ダイアリーズ」だ。

motorcycle_diaries_1.jpg「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作は、チェ・ゲバラ本人が著した「 Notas de Viaje (邦題:チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記)」と、同行の友人アルベルト・グラナードが書いた「Con el Che por America Latina (エル・チェとラテンアメリカへ向けて)」である。
製作総指揮はロバート・レッドフォードだ。

恵比寿ガーデンシネマで10月9日から公開だそうだ。

(pen 2004 9/1 より)


Apple - Trailers - The Motorcycle Diaries
The Motorcycle Diaries
モーターサイクル・ダイアリーズ オフィシャルサイト : HERALD ONLINE
Channel 4 - The Motorcycle Diaries
チェ・ゲバラ - Wikipedia
粉川哲夫の【シネマノート】2004-07-05


Posted by @ August 25, 2004 11:29 PM
Comments

ロードムービー、南米縦断、チェ・ゲバラとくると、玉井さんじゃなくても、オヤジたちがムネキュンしそうな映画ですね。
そういえば、僕が最初に買ったDVDはキューバ音楽をテーマにしたヴィム・ヴェンダースのブエナ・ビスタ・ソシアルクラブでした。これも渋谷の映画館で観たときは、結構年齢層が高かったです。やっぱり、キューバは一度行ってみたい国ですね。フローズン・ダイキリとアフロ・キューバン音楽に酔いつぶれたい。
80年代の中南米文学ブームの時にガルシア・マルケス原作、イレーネ・パパス主演のメキシコ映画「エレンデラ」を観た事があるけれど、人間界と霊界が未分化でムチャクチャなところが訳が解らなくて面白かった。

Posted by: S.Igarashi @ August 27, 2004 12:12 AM

 チェ・ゲバラにリンクしていただいたおじさんです。
ぼくの事務所に張ってある絵はがきには、ゲバラがタバコの煙を見つめる横顔があります。しかし、いまでは、胸が熱くなるというのとはちょっと違う気もしますが、元気のもとのひとつであることはたしかです。だから、この映画はかならず見たいと思います。
 この原作の本(チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記)は、娘が買ってきたものが、我が家にあります。かつて彼女はキューバ国立映画学校にいくことになっていました。
映画好きのカストロが作った学校で、世界中から学生を集め、ガルシア・マルケスが理事長で、スピルバーグなども講師として教えるという豪華な布陣で、はじめは授業料が無料だったそうです。その後、日本のような金のある国の学生は授業料を多少納めるようになっていました。
 キューバでは、テレビのインタビューにも平気で政府の批判をするし、スピルバーグが講師になるんだとすれば、アメリカとも政府と離れたところでは近いのだなと思いました。
 試験は東京で、その時はさいわい英語で行われたので合格しました。しかし、そのときの試験の主催者側で、なにかと相談相手になってくれた女の人が、その学校のOGだったのでアドバイスをしてくれました。「あの学校はサトウキビ畑のど真ん中にあって、他にすることがないものだから、アジア人の女なんていうと珍しさも手伝って、つぎつぎといい寄ってくるのがはなはだしくてノイローゼになってしまいそうなくらい。あなたはそういうことに、あまり慣れていないみたいだし、1年間猶予をあげるからじっくり考えた方がいいわよ」というのでした。
 その1年のあいだに、ハバナの映画祭なんていうのを見学させてもらったりしましたが、ほかにもさまざまなことがあって、もうちょっと延ばせないかときくと、さすがにもう無理だということだったので結局は断念しました。
 娘に便乗してキューバに行ってみようなんて思っていたオヤジは、残念と安心の半ばする結果でした。そして今も、うちでは一家をあげてカストロとゲバラとキューバに愛着を持っています。
 

Posted by: 玉井一匡 @ August 26, 2004 07:34 PM