高山建築学校伝説 | [ Architecture , BOOKS ] |
高山建築学校伝説
趙海光/編 高山建築学校編集室/編
出版社 : 鹿島出版会
ISBN:4-306-04440-8
価格 : 2,520-円(税込)
高山建築学校があった。今、誰もそれを知らない。誰もそれが見えない。それは伝説だ。
友人の建築家・趙海光(ちょう うみひこ)さんから、本をいただいた。高山建築学校の本だ。
高山建築学校には。もう7年も前、1997年の夏、伺ったことがある。
暑い夏、高山近くの数河、それは熱い学校であった。
もうその盛りは過ぎたとはいえ、校主である建築家・倉田泰男がいた。哲学者・木田元がきた。そして、生徒がいた。
熱い夜の論議があった。
校舎の外には廃虚のような構造物が連なり、夏の日差しに深い影を落としていた。
生徒達が岩魚とりにでかけた昼の校舎、冷たいビールと涼しい風が抜けた。
そんな夏があった。
Posted by @ August 11, 2004 09:24 AM