030608

ひとまず「引越し」終了

THINK

この一ヶ月余り、大いなる騒ぎであったが、昨日(6月7日)下北沢の元事務所に改装工事の業者が入った。下北沢から上原2丁目への引越し作業はひとまず終了したことになる。

後は上原の新事務所の整備と、遅れた仕事を進めることだけが残った。

とにかく、10年間近く過した、広くて恵まれた下北沢の事務所から、今度は1/4 のスペースになったのであるから大変である。ずいぶんの量のスティール家具、古くなったコンピュータ、モニター類、雑誌資料等を廃棄したが、最終的には 2t 車5台分位の量があったと思われる。
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5月22日に citrohan.net に投稿した「引越しで考えた」をここに再録しておく。
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「引越しで考えた」 citrohan.net に投稿 030522

今回の引越しは私にとって史上最大の・・ということになりました。

事務所内部に取り残されていた、古い使われていないコンピュータ、モニター類、スティール家具類、たくさんの雑誌類、資料を廃棄しました。
ずいぶんと事務所内部にためこんでいたものだと、改めてびっくりしました。

古い打合せ記録、図面類も廃棄しました。無責任と思われるかもしれませんが、保存していてもなんの役にも立たないのです。事務所に保存していて、今まで一度として役に立ったことはありません。
設計実務をCAD化して、事務所内部から製図板をなくして、もう10年近くも経つのですが、相変わらずの紙になった図面、文書類の多さにも辟易とさせられました。

それらの設計図書は建物が出来たらいらない、建物が完成後に必要な記録は、その建物を使いこなし、維持しメンテナンスするのに必要な資料、説明書でなければならないと思う。それらの資料がCDROM一枚になり、それまでの紙は全て始末するという仕事に切替えていこうと考えています。

そんな実務のあり方を Be-h@us の仕事の流れとして、皆さんと考えていきたいと考えています。

スチュワート・ブランドの HOW BUILDINGS LEARN の主張、「建物は変化する。建物は刻々と成長し、みずから学んでいくものである。」建物が完成後の時間的な変化に対応した、設計のあり方、そして実務のあり方が求められているのです。

Posted by @ June 8, 2003 03:33 PM
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