221007

A2 project / 設計道場ククル分会・第19回

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6日はA2プロジェクト設計道場ククル分会の19回目、今回は課題なし……、18回分の全作品の総括ということで、オンラインで行われた。

この一年半に渡り月一回の課題制作が、初期の手探り状態から、手法の確立に至るまでを概括したのは有意義な時間であった。

設計という行為を武道的な鍛練習熟と考える私と、コモンの成立を設計の要点と考えるランドスケープデザイナーの田瀬理夫氏との共同の道場……、その成果はいろいろだが、その一つに「南上」がある。

エスキス用紙を前にして南上で考えていくこと……、これは奥村まことに教わった吉村事務所の方法、又、田瀬氏も南上を信条とされていたことによる。私は設計の身体化の最初の所作ではないかと考え、第5回目から始まった。それから先月の第18回まで、全ての課題作品が「南上」で行われたのであった。

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今回、大阪生野区の木村工務店の木村貴一氏登場、氏は課題を提出することはないが、いつも課題制作を為し課題発表講評を視聴なさっているというのは聞いていた。

今回、その全貌が公開され、木村氏の考えるコモンの有様が語られた。

その時、目に付いたのが南上の記号、その可愛らしさに、木村氏の一面を知ることになったのだ。
これからは、「木村式南上記号」と呼ぶことにする……、と宣言、その後の南上記号は常用となったのだ。



Posted by 秋山東一 @ October 7, 2022 10:39 AM | TrackBack (0)
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