181118

blue book / red book

Architecture , BOOKS

IMG_9158.jpg北海道の井端君から本が送られてきた。

同封されていたメモには『「ようこそ我家へ」的な身勝手な本を作りました。少し遅めの中〆のつもりです。井端』とあった。

井端君と親しく呼んでいるが、アトリエAKUの井端明男氏のことだ。

多くの優れた公共建築の設計者として知られる氏が、フリーランスの建築家として独立したのだ。

そして、自らが二冊の本を作ったとのこと……。

・ ・ ・ ・ ・
A5判の簡素な装幀の本、一冊は blue book と名付けられ、もう一冊は red book だ。

IMG_9155.jpg


blue は井端明男君の本だ。

「いつもの居間」と題して自宅の様々な話、そして、「週末の居間」として別宅の詳細が語られる。

それらの間に八つのコラムがあり、彼の朴訥な言葉で過去未来、建築、日常が語られていく。

そして、red は、なんと、夫人井端ゆき子さんの本だ。

彼女が人形作家であることは存じ上げていたが……、沢山の人形、そして沢山の玩具……だ。

心が、動く。
作りたいという気持ちだけで、
無心に作る。
このエネルギーは本当に魔法です。
考えたことが手に伝わり、
形になっていく。

……彼女の言葉に感銘する。


blue / Contents 目次
Usual Living room いつもの居間
 column 01 記憶
 column 02 一本の電話

 column 03 屋根
 column 04 で、君はどうする?
Weekend living room 週末の居間
 column 05 デザインの国へ クッカプロのこと
Ibata's chair collection
 column 06 40年後の一人言
Public building 公共建築
 column 07 モニュメント
 column 08 MEONという場所

追記 181118

井端君とは永い付合いだ。1973年に東孝光の事務所から独立し、自分の事務所を構えた時からだから45年……だ。
実は、井端君は私の事務所の最初のスタッフだったのだ。

この blue book の二番目のコラム「一本の電話」のAt氏とは私のこと 、彼が自ら語っているのを読んで、あの時の日々……を思い出している。

そして、「で、君はどうする?」だ。そのHira氏もUe氏も私の友人……、その場にいるように想像できる。

人って変わらないものす……ね。


Posted by 秋山東一 @ November 18, 2018 07:47 AM | TrackBack (0)
Comments
Post a comment









Remember personal info?