日土小学校見学会・予習 | [ Architecture , BOOKS , Event ] |
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2月27, 28日と秋山設計道場2018の第2回目、@埼玉県狭山市・ゆたか建設を終えて、そのまま関西に移動し、3月1日には神戸芸術工科大学キャンパスにいた。
3月25日に予定している愛媛県の八幡浜市立日土小学校見学会に備えて……、主催者もくよう連の有志の方々と、花田佳明教授を訪ねたのであった。
氏は日土小学校の保存改修の立役者のお一人、最近、日土小学校設計者の建築家・松村正恒の著作集を編集出版されたばかりなのだ。
講義室で行われた花田教授の講義は、日土小学校と松村正恒について細大漏らさず、その保存再生の実際を語られた。やぁ、すばらしい講義であった。
特に設計者的視点で感じたのは、新西校舎の階段の件……、ぞくっとするくらい感動した。これによって、日土小学校の保存再生が未来にわたることを宣言しているように思える。
「予習は完璧」と花田教授からのお墨付き……、3月25日午後現地に向う。
道中読みながら持ってきた「老建築稼の歩んだ道 松村正恒著作集」に花田教授のサインをいただく……。
さっそくのご教示ありがとうございました。
では、図書管理手順に沿って粛々とすすめさせていただきます。
飛曇荘B さん、どうもです。
それは本書の編集者・花田佳明による「はじめに」に記されています。
それによれば「遺稿集」のタイトルを引き継いだもので、松村が自分を「建築家」ではなく「建築稼」と呼ぼうとしており、「家とは、大家、一芸に秀でた人のこと。稼を稼ぐと読むと下品になります。禾は穀物を意味し、稼は穀物の種、種を蒔き育てる。これで良い、と思った時から人は老い始める、稼と称することさえ抵抗を覚えています」と語っている。この言葉に込められた松村の思いを受け継ごうと考えた。……とあります。
「老建築稼の」とある書名に、!?!、誤字では、 とおもってしまいましたが「稼」にされたお考えはどのようなものだったのでしょうか。
ご存じでしたら教えてください。