150429

ARMATA T-14

TANK

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BBCは、5月9日モスクワ赤の広場で行われる対独戦勝70周年記念パレードで、ロシアが秘密裏に開発してきた新型タンク Armata T-14 が公開されると報道している。

写真は予行練習中の Armata T-14 だが、シートで覆われた砲塔部がどのような物なのか注目されている。

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5月4日夕のモスクワ市街でのリハーサルに、ついに砲塔からシートが外された T-14 が登場した。

砲塔部はステルス性を持つのかどうか、複数の面で構成されているようだ。

側面スカート部分には、パレード用のデコレーションが付けられている。これは昨年のパレードからだが、参加した地上兵器、ジープから大陸間弾道ミサイルに至るまで同じデザインのものが付けられている。

オレンジと黒のストライプで、「ゲオルギーのリボン」と呼ばれるもので、もともとは勲章を下げておくためのリボンの柄に由来し、最近ではナチズムに対する勝利の象徴として戦勝記念日等に飾られるようになったものなのだ。

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こんな図解があった。

T-14 は乗員3人、全員が完全に隔離された車体前部のカプセル状の区画……安全な空間にいる。砲塔は無人で遠隔操作……、主砲は自動装填される。

本体全面はアクティブアーマーで覆われ、各種の防御装置が装備されているそうだ。

現況の英国の Challenger 2 と米国の M1A2 Abrams、その二つの主力タンクと比較されている。

二つの主力タンクの主砲を凌駕する強力な砲を備えながら、乗員数(他は4人)は少なく、重量は80%以下と軽く、速力ははるかに速い……。

スポーツカーのようなタンクの姿が見えてくる。

Posted by 秋山東一 @ April 29, 2015 11:15 PM
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