Create your own architecture | [ Architecture , BOOKS , LEGO ] |
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Create your own architecture は LEGO Architecture Studio に付属している書籍の題名である。
この冊子、いつもの LEGO に付いている組立説明書ではない。このセット LEGO Architecture Studio は、自由にお好きな物を……、それも建築をどうぞ……、と、建築に特化した白と透明のレゴ部品だけのセットなのだ。
横20cm縦18cmの判型で272頁、厚さ2.5cm……というガイドブックなのだ。
内容はレゴの組立方が詳述……なことはまったくない、今をときめく建築家、コンセプチュアルな仕事を担う建築家・設計事務所が登場、このレゴをどう使いこなすのかを題材にしたドキュメントというべきものなのだ。
Welcome
Architcture and Creative Play
The LEGO Bricks in Architecture Studies
Introducing Builds and Creative Sessions
The Architects
REX Architeture :
Getting inspired
Hands-On Exploration: Scale
REX Architecture Workshop
Sou Fujimoto Architects:
Researching and Sketching
Hands-On Exploration: Space and Section
Explorations within Projects of Sou Fujimoto
SOM:
Defining Your Project
Hands-On Exploration: Modules and Repetition
SOM Workshop
MAD Architects:
Making Space
Hands-On Exploration: Surfaces
MAD Architecture Workshop
Tham & Videgård Arkitekter:
Woking in a Context
Hands-On Exploration: Mass and Density
Workshiop
Safdie Architects:
Model Making and Three-Dimentional Representation in Architectural Practice
Hands-On Exploration: Symmetry
Safdie Architects Workshop
Building Techniques
Notes and Sketches
このレゴセット LEGO Architecture Studio のトレーニングの目的がこれなのである。
Kurita さん、どうもです。
目次だけエントリーしてみました。ちゃんと読んでいないので、各々の設計者がどのようにレゴに向き合っているのか分かっているわけではありません。
設計という思考作業にレゴをどのように役立てるのか、その方向によっていろいろな考え方ができているように思えます。
又、レゴの持つ「積み木」起源の組積造的な仕掛けをどう活かす、あるいは殺す……というような考えによっても大きく異なっていくように思えます。
VolksA担当者S さん、どうもです。
どのようなルートか分かりませんが、きっと、amazon あたりで販売するように思います。この本以外には、セットの内容に特別な部品があるようなことはありません。
あまり好きではなかった Farnsworth House をバラして、その部品を混ぜてしまいました。あれが如何にタイル状の部品が多いかよく分かりました。
かつて、ニコラス・ネグロポンテ(初代MITメディアラボ所長)が「ビットとアトム:情報と物質」という言葉で例えた情報のデジタル化。
LEGOもまた形あるアトム:エレメントであるわけですが、作り手はLEGO独自の位置情報であるポッチの単位系と、エレメント:パーツとの関係性を理解しなくてはなりません。素材に丈た建築家たちが、LEGOエレメントにどのような独自のDNAを植え付けるのか。6つの事例の展開が大変興味のあるコンテンツです。紹介していただき、ありがとうございました。